投資狂日記

自由を追求するブログ

投資

地上から空へのシフト

昨日、NHKのクローズアップ現代で「空飛ぶクルマ」を取り上げていた。これは「投資の種」になると瞬時に思った。 日本のみならず世界で開発競争が続いていて、近い将来に移動革命が起きて暮らしが一変する可能性がある。 これは同時に自動車産業にも多大な影…

株主還元の質

最近では日本企業でも株主還元を強く意識するようになってきている。でもその株主還元は、量としては増えたとしても質としてはどうなのだろう。 株主還元とはそもそも何か。 配当や自社株買い、それと株式分割や株主優待などもある。だがその根本は、企業が…

バフェットは日本株の何を見ているのか

東京証券取引所が発表した4月第2週(10~14日)の投資部門別株式売買動向によると、海外投資家は1兆494億円買い越したという。買い越しは3週連続で日本株への注目が高まっているようだ。 その象徴ともいえるのが、ウォーレン・バフェットの動向だろう。バフ…

激しくなるAIの覇権争い

ChatGPTが世の中を驚かせている。そしてChatGPTを公開したオープンAIがマイクロソフトと資本・業務提携を強化し、グーグルも負けじと独自開発した生成AIの外部提供を発表した。そして今度はアマゾンが生成AIに参入するという。 これから一層開発競争が激しく…

”建機のベンツ”の躍進に期待

保有銘柄の一つである竹内製作所が2023年2月期決算を発表した。 新型コロナ感染拡大の影響長期化、慢性的な部品不足、不安定な海外情勢といった厳しい環境の下にもかかわらず過去最高の売上と利益を達成した。製品価格の値上げと販売数の増加、そして円安の…

株式投資への不安と恐怖は克服できるか

株式投資への不安と恐怖は損をする可能性にある。 株式を買ったときの株価がその後に下落していけば含み損を抱えることになる。この含み損がまだ少ないときはいいが、次第に大きくなってくると平常心でいられなくなり不安で一杯になる。 その不安に耐えられ…

キャッシュを持つこと、手放すこと

株式を買う時のみならず何かしら投資行動を起こそうとする時、行動しやすい時期とそうでない時期がある。今現在は行動しにくい時期のように感じる。 資金を預金のままにしておけばインフレによって購買力が低下してしまうかもしれない。債券でもインフレには…

自分は自分、他人は他人

次女の通う小学校は昨日が終業式だった。 終業式といえば通知表。自分が子供の頃は、もらうときにドキドキしたものだ。 学校の成績というのはテストの点数だけではなく教師からの評価も混じっている。いわば他人からどう見られているかが明らかにされるとい…

投資すべきは生き残る会社か成長する会社か

桜が咲く季節になった。 咲き具合もまだバラバラで、満開に近いものもあれば蕾のままが多いものもある。 いずれにしても桜の花が咲いている期間は短い。 桜と同じように企業の業績というのも満開の時期は案外短いように感じる。 長く継続して成長する企業だ…

テセウスの船とポートフォリオ

「テセウスの船」というと漫画やテレビドラマを思い浮かべるかもしれないが、そもそも「テセウスの船」とはギリシャ神話の伝説で有名なパラドックスの一つだ。 戦争に勝利した英雄テセウスの船を記念として後世に残そうとした。その過程で傷んだ部品が次々に…

ジタバタしない

米銀の破綻が連続して起きて世界が動揺している。 株式投資をしていると、こういう事に必ずと言っていいほど直面する。そして3月というのは感覚的に大きな波乱が起きることが多いような気がする。コロナ禍の株価下落もそうだった。 波乱が起きると株価は大幅…

波乱の前兆か

米国のシリコンバレー銀行が破綻した。また、シグネチャー銀行も破綻したという。シリコンバレー銀行はテクノロジー企業への融資で知られており、スタートアップが集まるシリコンバレーで金融の中核的存在だったらしい。また、シグネチャー銀行は仮想通貨関…

地味で目立たない企業に注目する理由

株式投資で銘柄を選ぶ時、大抵はその時に人気のある銘柄、新しいテーマに沿った銘柄などを選ぶことが多い。人気化して派手に目立つ銘柄には人が殺到するので株価の値動きにも勢いがあって、それだけで人を興奮させる。 株式投資をそういう娯楽的なものとして…

低PBR企業と真のバリュー株

私は株式を買おうとする銘柄を選択する際、低いPBRの企業はほぼ無視するようにしている。低PBR企業は資本効率が悪く利益率も低いからだ。以前にもブログで書いていて、その考えは今でも変わらない。 www.crazy-investor.jp そんな低PBR企業に変化の兆しが出…

バフェットの凄み

バークシャー・ハザウェイを率いるウォーレン・バフェットが毎年恒例の「株主への手紙」を公表した。 それによれば、2022年は大規模な投資に動いたという。これは2008年の金融危機時に匹敵するようだ。 2022年は金融引き締めによって金利が上昇し、上昇し続…

「株式売り出し」への反応

保有株の一つであるアンビスホールディングスに大きな動きがあった。 3月14日付でスタンダード市場からプライム市場へ上場区分変更をすると発表した。それと同時に株式の売り出しも発表し、これが当面の需給悪化を招くとの懸念から株価が大幅に下落した。 株…

決算と株価

決算発表前と発表後の株価の動きというのは、思ったのと違うものになることが結構な頻度で起きる。 通常は、決算内容が良ければ株価が素直に反応して上昇すると考える。だが、決算内容が悪くないにもかかわらず決算発表直後の株価が下落したり、またその逆も…

株式投資で重視する指標

株式投資で重視する指標は何かと問われたら、私はROEと自己資本比率と答える。数年前もブログで書いていたが、今でもそれは変わらない。 ROE(Return On Equity)とは自己資本利益率のことで、自己資本すなわち株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲…

「愚か者」というリスク

回転寿司「スシロー」での迷惑動画が波紋を広げている。 以前からこうした迷惑動画が度々取り上げられ社会的非難を浴びていたにもかかわらず、いまだにこうしたことが起きる。 愚か者は自分が愚かであることがわからないことを明確に示している。 そして今回…

判断に迷う局面

2月に入り、決算発表が本格化し始めた。保有銘柄の中でもコムチュアが第3四半期決算を発表した。 ある程度想定はしていたが、内容はいいとは言えない。売上は前年同期比で17.1%増加したものの営業利益は5.6%減、経常利益も5.9%減となっている。最終利益こ…

今日の東証プライム値上がり率上位と値下がり率上位の企業に思うこと

その日の株式市場における値上がり率や値下がり率のランキングは普段あまり気にしていないのだが、今日たまたま目にして気になった。 まず、値下がりランキングに日本M&Aセンターが入っていた。第3四半期決算の内容が悪かったことから売り込まれたようだ。 …

忍び寄るインフレ税

今日から通常国会が召集され、防衛費をめぐる増税などが議論される。 増税に対して、国債発行で賄うべきとの主張もある。その根拠は、主権国家は貨幣を無制限に発行できるのだから、必要な財源は国債発行して調達すればいいというものだ。 国債発行なら国民…

銀行株は買いか?

先日の日銀金融政策決定会合で大規模緩和が維持された。このことで金利上昇が当面は遠のいたこともあって銀行株は下落した。 金融緩和によって銀行は厳しい環境にずっと耐えてきた。ようやく金利上昇の気配が生まれ、収益改善の期待も膨らんでいる。投資家も…

緊迫の日銀金融政策決定会合

今週は緊迫の一週間となるかもしれない。 17~18日に2023年最初の日銀の金融政策決定会合を控えている。日銀が長期金利の許容変動幅の上限とする0.5%を上回り、政策修正への圧力が高まっている。 もし、政策変更となれば金利がまた一段階上昇するだろうし、…

注目した決算《トランザクション(7818)》

年が明けて決算発表がちらほら増え始めた。これからは気になった決算にはもっと触れていきたい。 今回はトランザクション(7818)。 投資狂インデックス30にも含めている銘柄だ。昨日、2023年8月期第1四半期決算を発表し、大幅な増収増益で着地している。 売…

新春恒例の事

新春恒例といえば初詣。我が家は近所の神社へお参りに行き、そしておみくじを引くのがパターンとなっている。今年引いたおみくじはなんと「大吉」。「商売」は「売買何れも吉」で「相場」は「山気を出すな」となっている。「驕ることなく心正直に行い正しく…

去年との比較

今年もあとわずかとなった。 コロナ禍は続く中、ロシアのウクライナ侵攻という驚愕の出来事があり、安倍元首相が銃撃され命を落とすというこれまた驚きの事件があった。サッカーワールドカップで日本代表がドイツとスペインに勝ち、ベスト8まであと一歩まで…

局面の転換

昨日の日銀による金融緩和修正が市場を驚かせている。黒田日銀総裁は必死に「利上げではない」と釈明しているが、誰もが事実上の利上げと受け止めている。 急激な円安と物価高の批判、そして海外勢による日本国債の売り浴びせにさらされ、ついに動かざるを得…

四半期開示の行方

四半期開示を巡る動きがまた波紋を呼んでいる。 金融庁は6月に四半期報告書をやめて四半期決算短信に一本化する方針を決めていたはずだが、将来的に四半期決算の開示義務を廃止して企業の任意とするタイミングを検討してはどうかと言い出した。 四半期開示の…

資産評価額の変動幅

今年は日々の資産評価額を記録している。これまでは月単位で資産評価額の増減を大雑把に把握するだけだった。私の投資手法からすると、投資した企業の株価が急激に上昇して評価額がぐんぐん上昇するわけではなく、じわじわと評価額が増えていくことを狙って…