投資狂日記

自由を追求するブログ

株式投資への不安と恐怖は克服できるか

株式投資への不安と恐怖は損をする可能性にある。

 

株式を買ったときの株価がその後に下落していけば含み損を抱えることになる。この含み損がまだ少ないときはいいが、次第に大きくなってくると平常心でいられなくなり不安で一杯になる。

 

その不安に耐えられなくなり泣く泣く損覚悟で株式を売ってしまい、損した痛みだけが残る。そして株式投資は懲り懲りということで否定的になっていく。

 

そもそも株価というものが自分ではどうにもできない代物だ。だからこそ株価が自分が思い描いたようには動かないことに動揺してしまうのだ。

 

不安というのは将来がわからないことから生じる。

それに対応するには、その将来のわからないことに対して自分がコントロールできることとできないことに切り分け、自分ができることに注力するしかない。

自分でどうにもならないことに思い悩んだところで何も変わらない。

自分のできることしかしないというある種の開き直りが不安を和らげる。

 

株価が将来どう動くかはわからないし、自分でも株価の動きはコントロールできない。

だとしたらどうするか。

 

一つはよく言われる徹底した損切りだろう。予め防衛ラインを決めておき、それを厳守すれば致命傷は負わなくて済む。

 

もう一つは、そもそも日々の株価の動きをあまり重視しないことだ。

どういうことかと言うと、株価という価格の変化よりも企業価値の変化に重点を置くことだ。企業価値が増加していけば株価もいずれ連動して上昇していく。目先の株価変動に惑わさるのではなく、企業価値が増加していくことを見守る姿勢だ。そして企業価値の変化が多数集まれば市場全体の価値の変化にもなる。

個々の企業の価値がどう変化するかに重点を置けば個別株投資になるし、市場全体の価値の変化に重点を置けばインデックス投資となる。

 

企業価値の変化も自分ではどうにもならないことだ。だが、ある企業が毎年着実に利益を積み上げているという事実は調べればわかることであり、企業価値が増加していく可能性を推し量ることは目先の株価変動を予測することに比べれば容易い。

 

株価は株式の価格でもあるが、それは企業価値に裏付けされている。企業価値があるからこそその株式に値が付くのだから、まず先に企業価値について考えることこそ道理にかなっている。その企業価値を無視して目先の株価の動きについていこうとするから無用な不安と恐怖に苛まれることになる。

道理にあっていることをするだけでも不安を和らげることにつながるだろう。