投資狂日記

自由を追求するブログ

キャッシュを持つこと、手放すこと

株式を買う時のみならず何かしら投資行動を起こそうとする時、行動しやすい時期とそうでない時期がある。今現在は行動しにくい時期のように感じる。

 

資金を預金のままにしておけばインフレによって購買力が低下してしまうかもしれない。債券でもインフレには対抗できない。一方で、株式へ投資しようとすると金利上昇や景気減退によって株価が下落してしまうおそれがある。不動産も同様だ。

投資をしようとしてもしなくても望ましい状態とはいえず、ジレンマに陥る。そういう意味で投資行動をとりにくい時期だ。

 

だが逆説的に投資が難しい時期だからこそむしろ投資する時期なのかもしれない。

 

キャッシュを持っているだけでは何も生まれない。預金の金利などたかが知れている。

ならば将来にキャッシュを生み出す資産を買うほうが断然いい。

 

多くの人はキャッシュを多く持ちたがる。でも「お金持ち」というのはキャッシュを多く持っているのではなく、キャッシュを生み出す資産を多く持っている人だと私は思っている。

 

キャッシュを生み出す資産を持っていれば、キャッシュの収入があり、その収入を使ってさらにキャッシュを生む資産を買うことができる。株式でも不動産でも原理的にはこの複利の理屈であり、それによって「お金持ち」となっていく。

 

キャッシュを多く持つことこそお金持ちと思っているといつまでもお金持ちにはなれない。投資はキャッシュを手放すことだが、キャッシュを手放すことでお金持ちから遠ざかると錯覚してしまうのだ。それはキャッシュを手放すことイコール「消費」だからだ。

 

そこでキャッシュを手放す代わりに何を手に入れるかが重要になる。

ここで「価格」と「価値」の違いを意識する必要がある。

 

「価格は何かを買うときに支払うもの、価値は何かを買うときに手に入れるもの」

 

ウォーレン・バフェットは言ったが、これこそ究極のアドバイスではないかと思っている。

キャッシュを手放す代わりに何を手に入れるか。

手に入れる価値とは何か。

投資が難しい時期だからこそじっくり考えたい。