投資
あまり注目されていないようだが、今日から日経225マイクロ先物と日経225ミニオプションの取引が始まった。 日経225マイクロ先物は、日経225先物を100分の1にマイクロ化したものだ。これまで日経225先物を10分の1にした日経225先物miniがあるが、さらに小口…
小学生の娘は今、インゲン豆を育てている。というか、はじめは豆から芽が出るのを観察することが目的だった。シャーレに水を浸した脱脂綿を敷き、そこに豆を置いて発芽するのを毎日見守っていた。そしてついに芽が出始めると、娘はとても喜び、その芽の成長…
企業について分析しようとするとき、事業内容やビジネスモデルそして財務数値などを調べるが、経営陣がどんなメンバーなのかというのも知っておく必要がある。 日本企業の取締役会というと、最近では社外取締役とか女性取締役が話題になる。もちろんそれも大…
ここ最近、なんか妙に日経平均株価に勢いがある。今日は3万円台に到達した。 低金利が続いていること、PBR1倍割れ企業の変革期待、そしてバフェットの日本株買い宣言による影響もあるであろう海外勢の買い越しなど様々な材料がある。 だが、浮かれるのは禁物…
保有銘柄の決算発表は終わった。 決算は株価に影響を及ぼす要因の一つだが、もちろんそれだけで決まるわけではない。多くの要素が絡み合っているからこそ株式投資は一筋縄ではいかないわけだ。 株価=RER×1株利益 と一般に表されるが、この式はシンプルなが…
今週は保有銘柄の決算発表が多い。 その決算発表を見て一喜一憂してしまうものだが、そうした感情に流されて株式を売買してしまうことは非常に危険だし、成功からは程遠くなりがちだ。そしてもっと厄介なのは、決算内容とそれを受けた株価の動きが噛み合わな…
ダイハツ工業で不正が明らかになった。海外向けに開発した車で安全試験の認証手続きを欺いたという。 この出来事がより深刻だと思うのは、ダイハツ工業がトヨタグループの一角だからだ。トヨタ自動車は日本企業で時価総額最大の企業であり日本経済での存在感…
昨日、NHKのクローズアップ現代で「空飛ぶクルマ」を取り上げていた。これは「投資の種」になると瞬時に思った。 日本のみならず世界で開発競争が続いていて、近い将来に移動革命が起きて暮らしが一変する可能性がある。 これは同時に自動車産業にも多大な影…
最近では日本企業でも株主還元を強く意識するようになってきている。でもその株主還元は、量としては増えたとしても質としてはどうなのだろう。 株主還元とはそもそも何か。 配当や自社株買い、それと株式分割や株主優待などもある。だがその根本は、企業が…
東京証券取引所が発表した4月第2週(10~14日)の投資部門別株式売買動向によると、海外投資家は1兆494億円買い越したという。買い越しは3週連続で日本株への注目が高まっているようだ。 その象徴ともいえるのが、ウォーレン・バフェットの動向だろう。バフ…
ChatGPTが世の中を驚かせている。そしてChatGPTを公開したオープンAIがマイクロソフトと資本・業務提携を強化し、グーグルも負けじと独自開発した生成AIの外部提供を発表した。そして今度はアマゾンが生成AIに参入するという。 これから一層開発競争が激しく…
保有銘柄の一つである竹内製作所が2023年2月期決算を発表した。 新型コロナ感染拡大の影響長期化、慢性的な部品不足、不安定な海外情勢といった厳しい環境の下にもかかわらず過去最高の売上と利益を達成した。製品価格の値上げと販売数の増加、そして円安の…
株式投資への不安と恐怖は損をする可能性にある。 株式を買ったときの株価がその後に下落していけば含み損を抱えることになる。この含み損がまだ少ないときはいいが、次第に大きくなってくると平常心でいられなくなり不安で一杯になる。 その不安に耐えられ…
株式を買う時のみならず何かしら投資行動を起こそうとする時、行動しやすい時期とそうでない時期がある。今現在は行動しにくい時期のように感じる。 資金を預金のままにしておけばインフレによって購買力が低下してしまうかもしれない。債券でもインフレには…
次女の通う小学校は昨日が終業式だった。 終業式といえば通知表。自分が子供の頃は、もらうときにドキドキしたものだ。 学校の成績というのはテストの点数だけではなく教師からの評価も混じっている。いわば他人からどう見られているかが明らかにされるとい…
桜が咲く季節になった。 咲き具合もまだバラバラで、満開に近いものもあれば蕾のままが多いものもある。 いずれにしても桜の花が咲いている期間は短い。 桜と同じように企業の業績というのも満開の時期は案外短いように感じる。 長く継続して成長する企業だ…
「テセウスの船」というと漫画やテレビドラマを思い浮かべるかもしれないが、そもそも「テセウスの船」とはギリシャ神話の伝説で有名なパラドックスの一つだ。 戦争に勝利した英雄テセウスの船を記念として後世に残そうとした。その過程で傷んだ部品が次々に…
米銀の破綻が連続して起きて世界が動揺している。 株式投資をしていると、こういう事に必ずと言っていいほど直面する。そして3月というのは感覚的に大きな波乱が起きることが多いような気がする。コロナ禍の株価下落もそうだった。 波乱が起きると株価は大幅…
米国のシリコンバレー銀行が破綻した。また、シグネチャー銀行も破綻したという。シリコンバレー銀行はテクノロジー企業への融資で知られており、スタートアップが集まるシリコンバレーで金融の中核的存在だったらしい。また、シグネチャー銀行は仮想通貨関…
株式投資で銘柄を選ぶ時、大抵はその時に人気のある銘柄、新しいテーマに沿った銘柄などを選ぶことが多い。人気化して派手に目立つ銘柄には人が殺到するので株価の値動きにも勢いがあって、それだけで人を興奮させる。 株式投資をそういう娯楽的なものとして…
私は株式を買おうとする銘柄を選択する際、低いPBRの企業はほぼ無視するようにしている。低PBR企業は資本効率が悪く利益率も低いからだ。以前にもブログで書いていて、その考えは今でも変わらない。 www.crazy-investor.jp そんな低PBR企業に変化の兆しが出…
バークシャー・ハザウェイを率いるウォーレン・バフェットが毎年恒例の「株主への手紙」を公表した。 それによれば、2022年は大規模な投資に動いたという。これは2008年の金融危機時に匹敵するようだ。 2022年は金融引き締めによって金利が上昇し、上昇し続…
保有株の一つであるアンビスホールディングスに大きな動きがあった。 3月14日付でスタンダード市場からプライム市場へ上場区分変更をすると発表した。それと同時に株式の売り出しも発表し、これが当面の需給悪化を招くとの懸念から株価が大幅に下落した。 株…
決算発表前と発表後の株価の動きというのは、思ったのと違うものになることが結構な頻度で起きる。 通常は、決算内容が良ければ株価が素直に反応して上昇すると考える。だが、決算内容が悪くないにもかかわらず決算発表直後の株価が下落したり、またその逆も…
株式投資で重視する指標は何かと問われたら、私はROEと自己資本比率と答える。数年前もブログで書いていたが、今でもそれは変わらない。 ROE(Return On Equity)とは自己資本利益率のことで、自己資本すなわち株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲…
回転寿司「スシロー」での迷惑動画が波紋を広げている。 以前からこうした迷惑動画が度々取り上げられ社会的非難を浴びていたにもかかわらず、いまだにこうしたことが起きる。 愚か者は自分が愚かであることがわからないことを明確に示している。 そして今回…
2月に入り、決算発表が本格化し始めた。保有銘柄の中でもコムチュアが第3四半期決算を発表した。 ある程度想定はしていたが、内容はいいとは言えない。売上は前年同期比で17.1%増加したものの営業利益は5.6%減、経常利益も5.9%減となっている。最終利益こ…
その日の株式市場における値上がり率や値下がり率のランキングは普段あまり気にしていないのだが、今日たまたま目にして気になった。 まず、値下がりランキングに日本M&Aセンターが入っていた。第3四半期決算の内容が悪かったことから売り込まれたようだ。 …
今日から通常国会が召集され、防衛費をめぐる増税などが議論される。 増税に対して、国債発行で賄うべきとの主張もある。その根拠は、主権国家は貨幣を無制限に発行できるのだから、必要な財源は国債発行して調達すればいいというものだ。 国債発行なら国民…
先日の日銀金融政策決定会合で大規模緩和が維持された。このことで金利上昇が当面は遠のいたこともあって銀行株は下落した。 金融緩和によって銀行は厳しい環境にずっと耐えてきた。ようやく金利上昇の気配が生まれ、収益改善の期待も膨らんでいる。投資家も…