投資狂日記

自由を追求するブログ

考えごと

株式会社アメリカ合衆国

トランプ大統領の動向が連日注目されている。彼が何を言うのか、何をするのか、世界中が固唾を飲んで見守っている。 トランプ大統領は生粋の政治家ではなく、元々はビジネスマンだ。不動産で財をなした会社経営者であり、既存の政治家ではないところが大きな…

司法の政治化

トランプ氏が米国大統領に就任した。さっそく大統領令を連発し、バイデン政権時の政策を大転換させている。 米国大統領は強大な権限を持っているのは確かだが、当然ながら無制限なわけではない。憲法という最高法規があり、それに反することはできない。その…

悪ノリ・悪ふざけする人たち

某タレントに関連して某テレビ局が批判の集中砲火を受けている。そのテレビ局の親会社は株式市場に上場しており、投資家からガバナンスが不十分との指摘も出てきている。 私はマスコミ関連には投資したことがない。テレビ業界や広告業界にあまりいい印象がな…

昭和世代からみる令和という現在

私は昭和生まれだ。昭和で育ち、平成、令和と生きてきて世の中は随分変わった。 昔と今でどちらが生きやすいかと問われたら、私は今と答えるだろう。 昭和の時代は、何かと理不尽に感じることが多かった。 小学校では給食を無理やり食べさせられ、食の細かっ…

お金への執着

お金に絡む事件が立て続けに発覚している。 三菱UFJ銀行の元行員が顧客の貸金庫から金塊などを盗んだとして逮捕された。犯行の動機は、FXや競馬での失敗で借金を重ねて返済に窮したかららしい。 また、東京女子医大の元理事長が背任容疑で逮捕された。大学が…

「買う」というより「転換」という感覚

普段特に気にすることもなく株を「買う」という表現をする。 モノやサービスの対価としてお金を払うことを「買う」というが、株を手に入れる時も「買う」と表現するのはちょっと違うように感じている。 株を手に入れようとしてお金を払うとき、ほとんどの人…

人手不足と言われるなかで早期・希望退職募集

2024年の上場企業における早期・希望退職者募集人数が1万人を超えたらしい。 早期・希望退職者を募集するのは、業績が悪化した企業が回復するためリストラの一環としてのものが多かった。だが最近では黒字企業すなわち業績がそれほど悪くなくても早期・希望…

停滞ではなくスロー

先日の日経新聞で「経済教室」というコラム欄にカリフォルニア大サンディエゴ校教授ウリケ・シェーデ氏の寄稿した記事が興味深かった。 『「ニッポン入ってる」に企業の活路』という題名で、その内容は漠然と頭で感じていたことを明確に言語化してくれたよう…

興味深い今年の大河ドラマ「べらぼう」

今年のNHK大河ドラマ「べらぼう」を観た。 舞台は江戸時代中期、主人公は蔦屋重三郎というあまりなじみのない人物なだけに期待は薄かった。だがこれは意外と面白いかもと感じた。 蔦屋重三郎は今でいえば出版プロデューサーでありメディア王とも言われる。20…

ブログを書き続けた10年という歳月

年が明けて過去を振り返ってみれば、ブログを始めて今年で11年目となった。投稿記事数は1,737になり、このままのペースでいけばそのうち2,000記事に達する。 10年も経過すると感慨深いものだが、この間に世の中の何が変わったのだろう。 10年前はアベノミク…

行動力を上げる

2025年が始まった。 年が改まると同時に何かがリセットされるような感覚になるが、実際は何もリセットされてはいない。ただの区切りでしかなく時間は確実に進んでいる。 あれこれ考えても実際に行動に移さなければ何も起きない。 何かをしようとするとき、失…

経済の地力の差

もうすぐ今年も終わる。 今年は為替と金利に振り回された印象がある。 日本では利上げするのかしないのか、米国では利下げするのかしないのかで右往左往し、要人の一言一言が異常なほど注目されていた。 また、為替も激しく動いた。1ドル140円前半の時もあれ…

日本の自動車産業が衰退したら

ホンダと日産の経営統合が話題となっている。 日産は業績不振によって崖っぷちに立たされていたが、この統合でなんとか生き延びる道筋を得たようだ。だが一方のホンダにとってこれが吉となるかどうか。 ホンダによる日産救済のような形にも見えるが、経営統…

保有効果というバイアス

人間には認知バイアスがあって、これが投資においても影響を及ぼす。このバイアスの一つに「保有効果」がある。保有効果とは、自分が所有しているものに対して、他者にとって価値がないものでも高い価値を感じてしまう心理現象をいう。アメリカの経済学者リ…

紙媒体の衰退は進歩なのか

私は日経新聞の朝刊と電子版の両方を購読している。紙媒体の電子化が進んで久しいが、紙は紙でいいところもあるのであえて朝刊も配達してもらっている。 そして今日の朝刊には「日経ヴェリタスの電子版創刊」という記事があった。日経ヴェリタスは創刊以来購…

株式投資家の行きつく先はわらしべ長者か

わらしべ長者というおとぎ話がある。 ある貧乏人が最初に持っていたワラから物々交換によって最後には大金持ちになる話だ。 この物語ではワラとか馬といった物々交換だが、これを株式に置き換えることもできるのではないか。 ある株を買い、それが値上がりし…

東証の上場企業数が初めて減少に転じたことで思うこと

今年に東京証券取引所で上場廃止する企業が94社と13年以降で最多となる見通しらしい。投資家による圧力が強まっていて、それが株式市場の新陳代謝を促している。ようやく本来あるべき姿に近づいているといえる。 株式市場から退出していくのは他社に買収され…

船頭多くして船山に登る

株式投資において銘柄選択をする際、投資してみたい企業がある一方で投資したくない企業というのもある。投資したくない企業というのは、なんとなく負のオーラが出ている感じがするのだ。 業績が落ち込んでいるとか、何か不正が起きたとか、明らかなものもあ…

混迷の兆し

年末になって世界のあちこちで混迷が広がっている。 韓国では大統領の非常戒厳によって政治が混乱している。市中は民衆のデモが活発で大統領弾劾の機運が高まり、野党の攻勢が強まっている。大統領は出国が禁止され、外交を含む国政に関与できなくなってしま…

「今年の漢字」は何だろう

今年も早いものでもう12月だ。 毎年恒例の「今年の漢字」ももうすぐ発表されるらしい。 今年の漢字は何になるのだろう。 元旦に石川県能登で大地震が発生し、8月には宮崎県でマグニチュード7.1の地震で南海トラフ地震臨時情報が発表されたりした。9月には…

本当の悪魔

韓国の政治が混乱している。尹錫悦大統領は野党多数の国会が行政を麻痺させていると訴え「非常戒厳」を宣言したものの、国会議員の決議により解除された。もともと少数与党で政権基盤が弱いことが根本にあるが、日本の政治も同様の状態であり全くの他人事で…

経団連とは何なのか

経団連が近く公表する2040年の経済・社会を見据えた政策提言の内容が日経新聞記事で報じられている。 その記事によれば、提言では「少子高齢化と人口減少」「資源を持たない島国」の2つの制約を克服すべき課題とし、「成長と分配の好循環」の継続に向けた方…

人間は望むことを喜んで信じる

塩野七生著の「ローマ人の物語」でユリウス・カエサルの言葉が紹介されている。 「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。」 原文を直訳すると「人間は望むことを喜んで信じる」ということ…

気になるバフェットの動向

米国株の人気は続いている。新NISAが始まってその人気にも拍車がかかった。8月上旬に大暴落があったが、その後は回復しているところを見て改めてその強さを実感している人も多いのだろう。 だがその一方で気になることもある。あの投資の賢人、ウォーレン・…

トランプ氏のような人物との交渉にも役立つ「韓非子」

米国次期大統領のトランプ氏は就任後に中国、メキシコ、カナダに追加関税を課すと表明した。メキシコとカナダも対象となったことから両国の通貨が対米ドルで急落。突然の発言で株式市場にも影響が及び、自動車株や半導体関連株などが下落した。今後もこうし…

株式市場は上場企業にとって居心地の良い場所ではない

セブン&アイ・ホールディングスの買収が混沌としている。創業家が米国の大手投資ファンドに資金拠出を打診したと報じられ、創業家は株式市場から退場したくてしょうがないようだ。そしてとにかく自分たちの地位を守りたいということなのだろう。状況が厳しく…

資本主義の大衆化

今日の日経新聞を読んでいて、一つの広告に目が留まった。 実業家の前澤友作氏が始める新しい事業の広告なのだが、でかでかと「前澤、株配ります」と書かれている。これは国民総株主化を目指すということらしい。 なぜこんなことを始めようとしているのか。…

民意がもたらすもの

兵庫県知事選挙は、県議会による不信任決議によって失職した斎藤元彦氏が返り咲いた。この結果は非常に興味深い。あれだけパワハラ疑惑などがメディアによって報じられたにもかかわらず、兵庫県民は斎藤氏を選んだ。 米国大統領選挙でもメディアの事前予想と…

円安という補助装置

上場企業の決算発表が続いているが、その内容は市場の期待に届いていないことが多いようだ。私の保有銘柄も例外ではなく、株価は落ち込んでいる。 そんな状況の中、また円安傾向が強まってきた。米国の次期大統領にトランプ氏が就任し、議会も共和党が優位と…

バイク関連銘柄

バイクの免許を取ったこともあり、バイクに興味が出てくると投資家としては当然ながらバイクに関連する企業が気になってくる。 バイクに関連する上場企業といってもそれほどない。 バイクのメーカーとしてホンダを筆頭に川崎重工、ヤマハ発動機、スズキがあ…