投資狂日記

自由を追求するブログ

バフェットの凄み

バークシャー・ハザウェイを率いるウォーレン・バフェットが毎年恒例の「株主への手紙」を公表した。

それによれば、2022年は大規模な投資に動いたという。これは2008年の金融危機時に匹敵するようだ。

 

2022年は金融引き締めによって金利が上昇し、上昇し続けていた米国株の状況は一変した。それまでの米国株の力強い上昇を見て米国株投資を始めた日本人も多かったが、株価下落でダメージを受けてしまった。中には米国株を「オワコン」とみなしている人すらいる。

そんな状況のなかでバフェットは大きく動いたのだ。

みんなが尻込みしている時こそチャンスとばかりに猛然と行動するバフェットの凄みが現れている。米国経済に対して、一時的に弱くなることはあっても、いずれ再び強くなるという絶対的な信頼があるからこそでもある。

 

しかも闇雲に投資するのではなく、本質的価値からみて割安な優良企業をしっかり選んで投資するという原則を忠実に守っている。

 

バフェットからは学ぶことが本当に多い。物事の見方・考え方、行動力、忍耐力といったことはなかなか真似できるものではないが、学んで自分なりにアレンジしようとすることはできる。

 

そういえば、投資会社化したソフトバンクグループはファンド事業の赤字が継続し投資は縮小している。そして決算説明会に孫正義社長は出席しなかった。責任者が表に出て説明しなかったというのはバフェットとは対照的だ。

 

むろん、バークシャーソフトバンクでは投資内容や方針は全く違うものだから単純に比較できないけど、外部者に対する態度を見てもバフェットの偉大さは別格だと思う。