投資狂日記

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”建機のベンツ”の躍進に期待

保有銘柄の一つである竹内製作所が2023年2月期決算を発表した。

新型コロナ感染拡大の影響長期化、慢性的な部品不足、不安定な海外情勢といった厳しい環境の下にもかかわらず過去最高の売上と利益を達成した。製品価格の値上げと販売数の増加、そして円安の影響が大きい。

 

竹内製作所は長野県に本社があり、ミニショベルなどの建設機械を製造販売している会社だが、その売上のほとんどは海外だ。そしてその高品質と高性能から海外ユーザーに”建機のベンツ”と呼ばれるほど支持されている。

建機業界では米国のキャタピラーや日本のコマツ日立建機など大手がひしめいているが、竹内製作所は仕様変更や製品開発などに小回りの利くサポート体制を整えてユーザーの声を製品に反映する強みがある。

 

やはりユーザーからの支持があるというのは重要だ。これがあるからこそ経済環境が悪くても業績悪化が食い止められ、落ち込んだとしても盛り返す回復力がある。実際、業績推移を見てみると、落ち込む時期があっても力強く回復している。こういう会社の株式は長期保有に向いている。

 

2024年2月期も増収増益を予想しており、配当も増える。そして現在、生産能力の増強に取り組んでいて、米国と日本で新たな工場が稼働することになる。それが本格的に貢献して成果が表れるのは2025年2月期ごろと見込んでいることから、今後の業績拡大には大いに期待したい。