投資狂日記

自由を追求するブログ

中銀ウィーク

今週は中銀ウィークだ。日銀の金融政策決定会合でマイナス金利が解除されるのか、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げはあるのか、といったことが注目されている。 その内容によって為替が動き、株式市場も動くことになる。とくに今回は今後の趨勢に影響を…

運用状況(2024/3/17時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

自分が何を望むか

働き方改革が叫ばれて、働く場所や時間が柔軟になりつつある。だが、逆に言えば家族や友人と過ごしたりする時間もすべて、働こうと思えば働ける時間になるということだ。それは時間をどう過ごすかということを常に自分で決めなければならないことでもある。 …

今の株式市場はバブルなのか

株式市場の上昇が続いてきたことで、この状況がバブルなのではないかという意見もある。 最高値更新が続くと人々は高所恐怖症になるのか、頂点から転げ落ちることを想像し始めるのだろう。 私自身、この上昇が続くことについてやや警戒感を持っているが、そ…

3.11とアカデミー賞

東日本大震災から13年経った。時の流れは速いものだ。まさに光陰矢の如し。 今日、第96回アカデミー賞の授賞式が米ハリウッドで開かれ、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞に選ばれた。 私はこの映画を観ていないが、震災を経験し…

運用状況(2024/3/10時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

先回り

投資においては「先回りすること」が大事だと思っている。これは他人と同じことをしないことにも通じている。 他人と同じことをしていては大きく儲けることはできない。みんなとは違う発想、行動でみんなが気づかないことに気づく可能性が高まる。みんなが気…

なぜ”株”と呼ぶのか

株式投資とは何かという前に、そもそもなぜ”株”と呼ぶのか。 この”株”の語源は、木を切った後に残る「切り株」が由来らしい。「切り株」は木を切った後もずっと残るものであり、それが転じて「世襲などで継続的に保持される地位や身分」を”株”と呼ぶようにな…

個人におけるPL思考とBS思考

PL思考とは、損益計算書(PL)上の指標、たとえば売り上げや利益の最大化を経営の目的とする考え方をいう。これに対してバランスシート(BS、貸借対照表)を重視するBS思考がある。これは企業の価値を最大化すること、すなわち企業が将来稼ぐキャッシュを最…

運用状況(2024/3/3時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

日経平均4万円目前

日経平均株価が4万円に届きそうな勢いだ。 だがこれを牽引しているのは半導体関連株でしかないところに脆さが垣間見える。 株価上昇に沸く一方で、リストラも相次いでいる。先日は資生堂が1500人規模の人員削減を発表したし、ソニーグループやオムロンもリ…

出生数が過去最少を更新

人口減少の傾向が止まらない。 出生数の減少ペースが想定より速く、このままだと2035年には50万人を割るという。 こうしたこともあって、人口減少に歯止めをかけるべく様々な政策を打ち出してきたがたいして効果がない。 そもそも、なぜ人口減少対策が行われ…

株式市場の楽観ムードは警戒サインでもある

株式市場では最高値更新が続き、強気の楽観ムードが出来上がりつつある。新聞の紙面にも「楽観」の文字が出てきている。 株価が上がれば気分がいいものだが、こういう楽観ムードには警戒しないといけない。 著名投資家ジョン・テンプルトンの有名な言葉を思…

運用状況(2024/2/25時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

投資狂インデックス30の推移(2024年2月)

2月最終金曜日の投資狂インデックス30は113.69。日経平均株価は基準日の2022年12月30日を100とすると2024年2月最終金曜日で149.83。 投資狂インデックス30は先月から横ばい、一方の日経平均株価は先月から上昇し最高値更新。 日経平均は好調だが、投資狂イン…

日経平均株価史上最高値に思うこと

ついに日経平均株価がバブル時につけた最高値を更新した。今年中には上回るかなと思っていたが、意外とあっさり突き抜けてしまった。 さてこの歴史的といってもいい瞬間の後、今後はどうなるのかを考えることが重要だろう。 日経平均株価が上昇していること…

会計監査の質の低下がもたらすもの

このブログでも何度か言及しているが、私はかつて公認会計士を目指していた。その当時、公認会計士の知名度は高いとはいえず、そもそも会計そのものがマイナーな存在だった。今でもそうなのかもしれないが、公認会計士の独占業務として財務諸表監査という仕…

株価と景気

日経平均株価がバブル時に記録した最高値に迫ったこともあって、注目度も高くなっている。メディアもそれに反応してか、ニュース番組での報道も目立っている。 そしてよく目にするのが、街頭インタビューで「株価が上昇しているが、日常生活でその恩恵がある…

運用状況(2024/2/18時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

J-REITが安くね?

米国株も日本株も上昇基調にある中、逆行しているのがJ-REITだ。今日も日本株の指数を見ても上昇しているのに対し東証REIT指数は下落している。 この下落が続いているのは日銀の金融政策正常化による利上げへの警戒感があるかららしい。たしかに金利の上昇は…

価格から価値への潮流

今日の日経新聞1面で「物価を考える」という連載記事を読んだ。 この記事によれば、リセール消費という潮流ができつつあるという。とくにZ世代でこの傾向が顕著で、買い物時に「価格が安いこと」を重視するのではなく、再販価値(リセールバリュー)を意識し…

米国株の強さはこのまま続くのか

米国株が強い。S&P500指数はついに5,000を突破した。急激な利上げをしても株価が上昇し続けるのだからいかに経済力が強いかがわかる。 こうした状況をみて、日本からも米国株への投資が人気化している状態だ。 問題は、こうした状態が続くのかどうかというこ…

運用状況(2024/2/11時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

TOB価格と企業価値

ベネフィット・ワンを巡るエムスリーと第一生命の買収合戦は第一生命に軍配が上がった。 エムスリーが提示したTOB価格が1,600円だったのに対し、第一生命は2,123円の提示だったことから結果はほぼ見えていた。 ただ、このTOB価格は妥当なのだろうか。エムス…

世界から見直されつつある日本

台湾のTSMCが熊本に第2工場を設けるらしい。 この背景にあるのは経済安全保障だ。半導体は重要な戦略的物資となり、その供給網を確保するため生産地を世界各地に分散させる一環で日本が選ばれている。米中対立が激しくなり、さらに台湾問題が絡んでいること…

新NISAの弱点にどう対処するか

新NISAが始まって、すでに限度額いっぱいになっている人もいるようだ。 この制度はメリットが大きいのは確かだが、デメリットも把握して利用しないとメリットが台無しになってしまうおそれもある。だから枠を目一杯に利用することに焦ってはいけない。 この…

運用状況(2024/2/4時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

妻のポートフォリオの現状

このブログで度々取り上げている私の妻のポートフォリオ。前回は半年以上前に記事を書いた。以下がそれ。 www.crazy-investor.jp その後どうなったのか、また確認してみる。 するとこれがまた興味深い。 ちなみに保有銘柄と評価損益率は以下の通りとなってい…

「推し」がある幸せ

今日の日経新聞1面記事のよると、上場企業の自社株買いが過去最高らしい。余剰資金を株主に積極的に還元し、資金効率の改善を図っているという。 投資家からすれば喜ばしいことと思える一方で、それだけでいいのかという懸念もある。これまで何のためにせっ…

配当は株価の安定装置

株式投資における配当の位置づけにはいろいろな考え方がある。 成長性を重視するなら配当するのではなくすべて内部留保に回し、事業への投資を通じて企業価値を増大させ株価上昇によって投資家に報いるべきとされる。 逆に言えば、成長性がそれほど見込めな…