投資狂日記

自由を追求するブログ

考えごと

株価の予想に膨大な労力をかける意味があるのか

インデックス投資がかなり普及してきて、株価の予想に膨大な労力をかける意味はないとする意見もある。そして株価予想の労力をかけたとしても直接的に何かを生産して富を増やすわけでもない。 確かに一理あり、否定するものではないが、かといって全面的に賛…

衆議院解散見送り

昨日、岸田首相が衆議院解散を見送ることを明言した。解散になれば株高になりやすく、最近の株高の勢いをさらに加速させることも期待できたがそうはならなかった。 広島サミット後の支持率水準なら絶好のタイミングだったものの、首相秘書官である長男の不祥…

日経225ミニオプション取引をやってみた

日経225ミニオプションの取引が始まるという記事を先日書いた。そして先週と今週で実際に取引をしてみた。 先週の月曜日には、6月第1週限の権利行使価格32,250円コールと30,250円プットを2枚ずつ売った。ショートストラングルという戦略で、簡単にいうとSQ日…

長期投資が途切れるとき

「積立王子」と呼ばれるセゾン投信の中野晴啓会長が退任すると報じられ、波紋を広げている。中野会長は直販で地道に投資信託残高を伸ばしてきたが、親会社であるクレディセゾンの林野会長は金融機関との連携によって幅広く販売していきたい意向があり、両者…

「みんながそうしているから」という理由は最も危うい

日経平均株価が上昇している。それもかなりの勢いだ。こういう雰囲気になると株式投資に興味を持つ人が増えてくる。 そして現在の日本ではインデックス投資が主流になりつつある。誰も彼もがインデックスだ。しかも米国株に関心が向かっていて、米国株のイン…

信託型ストックオプションの「給与」扱いに思うこと

信託型とよばれるストックオプション(株式購入権)について、国税庁は税率が最大55%になるとの見解を示した。企業側は権利を行使して得た株式の売却に対して20%の税金がかかると認識していたため、国税庁の出した見解に困惑しているという。 国税庁としては…

妻のポートフォリオにみる長期投資の成果

私の妻も株式投資をしていて、このブログでも度々そのポートフォリオを記載している。 振り返ってみると、ちょうど約1年前に記事にしていた。 www.crazy-investor.jp そのポートフォリオは現在どうなっているか。 株式評価益が+64.37%となっている。昨年は…

「育てる」という感覚

小学生の娘は今、インゲン豆を育てている。というか、はじめは豆から芽が出るのを観察することが目的だった。シャーレに水を浸した脱脂綿を敷き、そこに豆を置いて発芽するのを毎日見守っていた。そしてついに芽が出始めると、娘はとても喜び、その芽の成長…

問う力

世の中で注目され、投資のテーマともなっているのが人工知能(AI)だ。これからAIが生活に溶け込んでくることはほぼ間違いない。その一方で、AIがもたらす脅威がその普及にブレーキをかけることもありうる。 いずれ訪れるであろうAI時代で必要とされるのは何…

お金と幸福度

年収がある一定水準に到達すると幸福度は頭打ちになるという定説がある。だが、最近これを覆す研究が発表されたという。 president.jp これまでの定説はノーベル経済学賞を受賞した二人の経済学者による研究で、年収で約1,000万円を超えると幸福度が頭打ちに…

日本企業の経営陣について思うこと

企業について分析しようとするとき、事業内容やビジネスモデルそして財務数値などを調べるが、経営陣がどんなメンバーなのかというのも知っておく必要がある。 日本企業の取締役会というと、最近では社外取締役とか女性取締役が話題になる。もちろんそれも大…

勢いと地力

保有銘柄の決算発表は終わった。 決算は株価に影響を及ぼす要因の一つだが、もちろんそれだけで決まるわけではない。多くの要素が絡み合っているからこそ株式投資は一筋縄ではいかないわけだ。 株価=RER×1株利益 と一般に表されるが、この式はシンプルなが…

決算で考えること

今週は保有銘柄の決算発表が多い。 その決算発表を見て一喜一憂してしまうものだが、そうした感情に流されて株式を売買してしまうことは非常に危険だし、成功からは程遠くなりがちだ。そしてもっと厄介なのは、決算内容とそれを受けた株価の動きが噛み合わな…

ATMのコンビニ化

キャッシュレスが世の中に浸透してきて、私も普段の買い物などは東京メトロのPASMOで決済している。チャージするときは利用している駅の改札でついでにしていたが、残高が少なくなって急遽チャージしたいときはセブン銀行のATMを利用する。 セブン銀行につい…

米地銀の破綻懸念とアップル預金

米国で利上げが続き、米銀の破綻が相次いでいる。先日もファースト・リパブリック・バンクが破綻した。市場は「次はどこだ」と警戒し、米地銀株は下落している。 その一方、アップルが始めた預金サービスが話題となっている。 年金利が4.15%という衝撃的な…

不正は衰退への兆し

ダイハツ工業で不正が明らかになった。海外向けに開発した車で安全試験の認証手続きを欺いたという。 この出来事がより深刻だと思うのは、ダイハツ工業がトヨタグループの一角だからだ。トヨタ自動車は日本企業で時価総額最大の企業であり日本経済での存在感…

努力の方向

努力することは大切だと思われている。確かに成功するには努力が必要とされる。だが、努力したからといって成功するとは限らない。これが厳しい現実だ。 それでも人は何かしら努力しようとする。 ただ、努力の方向を間違うととんでもなく時間を無駄にするこ…

地上から空へのシフト

昨日、NHKのクローズアップ現代で「空飛ぶクルマ」を取り上げていた。これは「投資の種」になると瞬時に思った。 日本のみならず世界で開発競争が続いていて、近い将来に移動革命が起きて暮らしが一変する可能性がある。 これは同時に自動車産業にも多大な影…

バフェットは日本株の何を見ているのか

東京証券取引所が発表した4月第2週(10~14日)の投資部門別株式売買動向によると、海外投資家は1兆494億円買い越したという。買い越しは3週連続で日本株への注目が高まっているようだ。 その象徴ともいえるのが、ウォーレン・バフェットの動向だろう。バフ…

東京23区では億ションが平均らしい

新築マンションの価格上昇が凄いようだ。 不動産経済研究所(東京・新宿)の発表によると、2022年度の平均価格は東京23区で21年度から17.2%上昇して9,899万円だという。首都圏に範囲を広げると6,907万円で、こちらも高い。 低金利で富裕層からの需要が強いら…

”日本製”というブランドイメージ

先日、我が家の電子レンジの扉が開かなくなってしまった。温め終わって取り出そうとしたとき、取っ手から変な音がして開けることができなくなった。取っ手がカパカパしてしまい手ごたえがなくなったことから、扉内部の何かが劣化していて壊れてしまい、ドア…

激しくなるAIの覇権争い

ChatGPTが世の中を驚かせている。そしてChatGPTを公開したオープンAIがマイクロソフトと資本・業務提携を強化し、グーグルも負けじと独自開発した生成AIの外部提供を発表した。そして今度はアマゾンが生成AIに参入するという。 これから一層開発競争が激しく…

美意識について

レストランなどで時折変な箸の持ち方をして食事をしている人を見かける。テレビでもタレントが食事レポートする際の箸の持ち方に自然と目が行ってしまうことがある。 箸の持ち方によって育ちの良さがわかると世間でよく言われる。その一方で、箸の持ち方くら…

狂気の振り子仮説

日銀の黒田総裁が明日退任する。これでまた新しい局面へと突入することになるだろう。 それで好転するのか暗転するのかわからない。希望もあるが、絶望的な状況にもなりうる可能性もある。 このブログで何度も書いたが、幕末以降の日本は振り子のように揺れ…

親が望む子供に就いてほしい職業

新しい年度が始まって、子供たちも新しい学年を迎える。親にとって子供の将来は心配の種だが、子供が将来どんな職業に就くのか気なるものだ。 ソニー生命が公表した「子どもの教育資金に関する調査2023」によると、将来子供に就いてほしい職業のランキングト…

虚業とブルシット・ジョブ

4月になり新年度が始まった。学生から社会人になる人にとっては緊張する瞬間かもしれない。 私が社会人になりたての頃、「虚業」という言葉を知った。「虚業」とは「実業」の反対語で、辞書的には「堅実でない事業」を意味している。ただ、何をもって堅実で…

好きなことと能力の融合

今年のプロ野球が開幕する。WBCの優勝によって野球界は盛り上がっているように見える。米メジャーリーグも同じように注目を浴びるだろう。そしてその中心はやはり大谷翔平選手だ。 大谷翔平というかつてないほど類い稀な存在が生まれたのは偶然なのだろうか…

株式投資への不安と恐怖は克服できるか

株式投資への不安と恐怖は損をする可能性にある。 株式を買ったときの株価がその後に下落していけば含み損を抱えることになる。この含み損がまだ少ないときはいいが、次第に大きくなってくると平常心でいられなくなり不安で一杯になる。 その不安に耐えられ…

キャッシュを持つこと、手放すこと

株式を買う時のみならず何かしら投資行動を起こそうとする時、行動しやすい時期とそうでない時期がある。今現在は行動しにくい時期のように感じる。 資金を預金のままにしておけばインフレによって購買力が低下してしまうかもしれない。債券でもインフレには…

自分は自分、他人は他人

次女の通う小学校は昨日が終業式だった。 終業式といえば通知表。自分が子供の頃は、もらうときにドキドキしたものだ。 学校の成績というのはテストの点数だけではなく教師からの評価も混じっている。いわば他人からどう見られているかが明らかにされるとい…