投資狂日記

自由を追求するブログ

”日本製”というブランドイメージ

先日、我が家の電子レンジの扉が開かなくなってしまった。温め終わって取り出そうとしたとき、取っ手から変な音がして開けることができなくなった。取っ手がカパカパしてしまい手ごたえがなくなったことから、扉内部の何かが劣化していて壊れてしまい、ドアのフックが動かなくなったのだ。

 

レンジの中身を取り出すことができず、どうしたものかと思案していたが、ネットで調べてみると解決法がすぐ見つかった。こういうときネットの威力を感じてしまう。

 

無事にレンジの中身を取り出すことができて事なきを得たが、この電子レンジは買ってからそれほど年月は経っていない。しかも日本の有名メーカー製だ。にもかかわらず壊れたことに少なからず驚いてしまった。

 

ネットでさらに調べてみると、このメーカーの電子レンジで同じような取っ手のモデルは壊れやすいと家電売り場の店員もアドバイスするようだ。

たしかに電子レンジの取っ手は何度も動かすから劣化しやすい。でもそんなことは製造するメーカーもわかっているはずだ。だから劣化しやすいところはメーカーも当然の対策をする。それでも数年で壊れてしまうというのは品質としてどうなのだろうと思ってしまう。

 

”日本製”というと高品質の代名詞のように世界中で思われている。実際には日本企業のメーカーでも製造は海外だったりするから、純粋な意味で”日本製”といえるか疑問だが、日本企業が関わっている以上高品質であると思われている。

 

だがここ最近、日本企業の製品の品質が落ちてきているような気がしている。今回の電子レンジの件もそれを感じさせるものだった。これは日本経済の低迷とも関連しているのだろうか。

日本経済の低迷によって品質を保つ手間をかけられなくなったのか、それとも品質の水準を下げることで利益を確保しようとして日本経済の低迷につながったのか。

 

とはいえ、競争力のある産業ではまだまだ”日本製”というブランドイメージは強い。

日本経済が活力を取り戻すには、この”日本製”という梃子を生かす必要があると思う。そしてその梃子になりうる日本企業に投資したい。