投資狂日記

自由を追求するブログ

投資に運はつきもの、だが運頼みになってはいけない

投資は不確実な将来に賭けることでもあるからどうしても運に左右される。

 

投資において運の要素をどれくらい排除できるのだろう。

例えば、宝くじはほぼ運頼みだ。過去に高額当選が出た販売所で買いたくなる心理はわかるが、それで実際に当たる確率が上がるようなことはない。

 

将来は不確実だが、その不確実のなかでも確実性が高いものもある。そういうできるだけ確実性が高いものに注力することで運に左右される度合いを減らすことができる。宝くじには自己裁量の余地はほぼないが、投資には自分の裁量によって確実性を変化させることができる。

世に出回るあらゆる投資法も、そうやって極力運の要素を排除して確実に成果を上げようとしているわけだ。

 

株式投資では、テクニカル派とファンダメンタルズ派そしてインデックス派と様々な手法にわかれるが、突き詰めれば不確実性にどう向き合うかの違いなのだ。

それでも完全に運を排除することはできない。

運を排除できそうに見えても、実際にはできていない。完全な投資法というのが存在しないことがそれを物語っている。

 

AIが発達したら、運の要素は減らせるのだろうか。

AIは過去の膨大なデータを処理して何らかの傾向を導き出すことはできるだろうが、だからといってそこから将来を予想できるかというと甚だ疑問だ。

過去がそうだったからといって、将来もそうなるとは言い切れない。そうなるかもしれないけど、まったく違うことが起きるかもしれない。現に想定外のことが頻繁に起きている。

もし確実な予想ができたとしても、その予想によって人々の行動が変化することで予想とは異なることが起きてしまい、結果として予想が外れてしまうのではないか。

そう考えると、AIについて過剰に期待してもそれは運頼みとたいして変わらないのかもしれない。