先日、この春に高校へ進学する娘に入学祝として腕時計をプレゼントした。
プレゼントするにあたり、デザインなど本人の好みやこだわりもあることを踏まえて、ある時計ブランドを提案した。
それは「Knot(ノット)」という日本の会社の時計ブランドだ。
腕時計ではスイスなどの高級ブランドが強いが、日本のメーカーは安くて大量生産のものばかりでブランド力がない。
そんな中で、日本のモノづくりの素晴らしさや伝統技術を伝え続けることを目指しKnotという会社が2014年に誕生した。その特徴は、時計とベルトを組み合わせて自分好みにできる「カスタマイズウォッチ」にある。そして時計もベルトも日本製にこだわり、なおかつ手ごろな価格にしている。
この会社を知ったのは、姪の進学祝いに腕時計をプレゼントしようとしてネットでいろいろ調べていたときだった。時計とベルトを組み合わせて買えるところが斬新で、デザインもシンプルなところが気に入り、ネットで時計一つとベルト2本を購入した。気分や服装によってベルトを変えられれば、おしゃれを楽しめるだろうと思ったからだ。
ただ、当時は創業間もない会社だったので品質やサービスが大丈夫か心配だった。でもこういうときに投資家としての癖が出てくる。会社の理念や想いに触れて応援したいという気持ちが心配を打ち消してしまうのだ。この会社は創業当初にクラウドファンディングで1,000万円の資金を集めていることからも多くの人から共感を得ていることがわかる。
娘にプレゼントする腕時計もこのKnotがいいと思った。
Knotのサイトでは時計とベルトを選び様々な組み合わせを表示することができる。娘と試行錯誤しながら時計とベルトを選び、注文した。注文した翌々日には届き、さっそく腕に着けて娘は嬉しそうだった。
娘の喜ぶ顔と、そうさせてくれたKnotという会社を応援したい気持ち。
この二つを満たすことができたことが何より嬉しい。