今日の日経新聞1面記事のよると、上場企業の自社株買いが過去最高らしい。余剰資金を株主に積極的に還元し、資金効率の改善を図っているという。
投資家からすれば喜ばしいことと思える一方で、それだけでいいのかという懸念もある。これまで何のためにせっせと資金を貯め込んできたのだろう。
これは自分についてもいえることだ。
なんのためにお金を殖やそうとしているのか。
お金は使わないことには意味がないのだ。
お金の使い方として、いわゆる「推し活」は優れた方法の一つだろう。
自分のイチオシを決めて応援することはそれだけで楽しいものだ。
私の「推し」は浦和レッズで、試合はほぼ欠かさず観ている。とはいえ、近年はコロナ禍もあってスタジアムに行くことが減ってしまい、もっぱらDAZNでの観戦だった。だが、やはりあのスタジアムの雰囲気、とりわけレッズサポーターの大声援を一度味わってしまうと病みつきになるもので、今年はスタジアムへ行く回数を増やしたいと考えている。しかも今シーズンの浦和レッズは大型補強により魅力的なチームになっていて、なおさらスタジアムに観に行きたい衝動が高まっている。
こういう「推し」があることはある意味幸せなことなのだろう。
よくよく考えてみれば、株式を買うということはその企業を「推し」として応援することでもある。そしてそれはインデックス投資にはない楽しみにつながるものでもある。
株式投資というと堅苦しくなるが、自分の気に入った企業の株式を買って応援するという「推し活」にしてしまえばいい。
むしろそれが株式投資の本質なのではないか。