投資狂日記

自由を追求するブログ

今の株式市場はバブルなのか

株式市場の上昇が続いてきたことで、この状況がバブルなのではないかという意見もある。

最高値更新が続くと人々は高所恐怖症になるのか、頂点から転げ落ちることを想像し始めるのだろう。

私自身、この上昇が続くことについてやや警戒感を持っているが、それは株価がバブルと考えているからではない。PERを見ても異常に高いわけではなく、ただ上昇が続いていることで短期的な過熱感があることに警戒感があるのだ。

 

そして今の株式市場はバブルではないが、局所集中という状態なのではないか。つまり、時価総額が大きい一部の少数銘柄に集中して買われているために相場全体が引っ張られている。米国ではマグニフィセント・セブンと呼ばれる銘柄であり、日本では半導体関連銘柄だ。こうした銘柄はインデックスにおいても影響力があり、インデックス投資が普及していることも局所集中に拍車をかけている側面があるのではないか。

 

問題はこの局所集中がいつまで続くのかだ。

そもそも局所集中が生じるのは、その数少ない銘柄が業績面で強いからだ。収益力が高く、しかも成長期待も高いから買われるし、買われる状況を見て買わざるを得なくなる投資家もいるからさらに集中してしまう。インデックスもそれに影響を受ける。

であるなら、その収益力や成長性に疑問がもたれるようになったときに一気に逆回転が始まる可能性がある。ただ、それがいつかはわからない。

 

株式市場がバブルではなくて局所集中だとしても、あまり望ましい状態とはいえない。インデックス投資をしていることで分散が効いていると思っていても案外そうでもなく、下落したときに幅が予想外に大きくなることもあり得る。

 

私は混雑するところが嫌いだ。だから投資においても投資家が群がるところにはなるべく近づかないようにしている。

そして注目されずに空いているところを探すのだ。そこに行くと大抵は快適に過ごすことができる。