投資狂日記

自由を追求するブログ

投資

紙かオンラインか

会社四季報の新春号が発売された。 いつもならすぐに書店へ向かうのだが、今回はちょっと迷っている。 というのも、最近は老眼が進んできて細かい字を読むのが難儀になってきたからだ。もちろんワイド版があるのでそれも考えたが、やはりコンパクトなほうが…

潮目が変わる

アメリカでは利上げがようやく打ち止めになったかと思えば今度は利下げすら想定されている。インフレ抑制から景気減速への警戒が強くなった。 潮目が変わったようだ。 日米の金利差が縮まるということで為替が円高へ進んだ。といっても依然として差は大きく…

そういえば5Gってどうなった?

私のスマートフォンは5Gに対応している。だがその恩恵を感じたことは今のところ全くない。スマホの画面では時折電波が5Gのエリアにいることを示しているが、特段何も変わらない。 一時期5Gは話題になって、株式市場でも関連銘柄が注目された。5Gが実現すれば…

バフェット氏の盟友がこの世を去った

バフェット氏の盟友で投資会社バークシャー・ハザウェイの副会長でもあるチャーリー・マンガー氏が亡くなった。 バフェットは日本でもよく知られているが、そのバフェットの投資手法に大きな影響を与えたマンガーについてはあまり知られていないのではないか…

株式市場の新陳代謝

このところMBOが相次いでいる。会計不正の不祥事発覚から迷走した東芝をはじめ、大正製薬やベネッセ、シダックスなどもMBOによって株式市場から退出することになる。 MBOする理由は、短期的な株価変動や株主からの圧力などから解放されて中長期的な視点で事…

自分の分身としてのお金

投資をするのはお金を殖やしたいからだ。 そして投資によってお金に働いてもらおうと考えるわけだ。 お金に働いてもらうということは、お金を自分の分身とみなすことでもある。 お金という自分の分身が働いて稼いできてくれることを期待しているのだ。 これ…

種蒔きと収穫

今年は秋らしさを感じる時が短いまま冬になってしまいそうだ。 秋は実りの季節でもあり食べ物がおいしくなる。こうしたおいしい食物を収穫できるのは種蒔きをしていたからだ。当たり前のことだけど、種蒔きをして丁寧に育てた結果、作物が収穫できる。だが、…

「無配は成長のため」は本当か

成長企業においては、利益で得た資金を配当として社外流出させるのではなく事業へ再投資したほうがよいというのが理論的に正しいとされている。 たしかに理屈の上ではそうだろう。 だが、現実の株式投資においてこれが本当に当てはまっているといえるのだろ…

SHOEIの決算を紐解く

私の保有する銘柄の一つであるSHOEIが2023年9月期決算を発表した。 第3四半期決算以降株価はダラダラと下げ続けていたものの、本決算発表前は逆にじりじりと値を上げてきていた。だが決算が発表されると株価は急落し、その後も軟調な状態が続いている。 これ…

決算前後の株価は当てになるのか

決算発表が続いているなか、その内容で株価が動く。普通は業績が良ければ株価が上がり、悪ければ下がると考える。 だが、決算内容が良かったからといって株価も上昇するとは限らない。また、決算内容が悪かったからといって株価が下がるとも限らない。 これ…

気づきと運

先日、保有銘柄の一つであるローランドが第3四半期決算を発表した。好業績だったこともあって、翌日の株式市場ではストップ高となった。 私はこの決算発表のだいぶ前にローランド株を買っていたわけだが、ストップ高になるとうことは決算内容が公になってか…

継続すること、諦めること

株式投資を長年していても、いまだに株式を売ることについては苦手意識がある。 この苦手意識が頭にあるからなのか、私の株式投資での究極目標は「売る必要のない株式を取得すること」にある。 売る必要のない株式とは、「成長し続けることで利益を積み上げ…

株式投資における「勝ち」と「価値」

株式投資において「勝ち」とは何を意味しているのか。 おそらく儲けたときに勝ちで、損したときが負けというものだろう。 でもこれがくせ者だ。 例えば、売買で1,000円の勝ちを99回したとしてもたった1回の売買で100,000円負けた場合はどうか。 勝率では9割9…

感情の揺れと株価

米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いた。他に米経済指標が賃金インフレの鈍化を示したことも加わり、米金融引き締めが長引く警戒感が和らいだ。今後の利上げが終わるかもしれない気配から米国株は続伸した。日経平均…

決算シーズンの注目点

10月ももうすぐ終わり11月に入れば上場企業の決算発表が本格化する。 最近の株式市場は悲観的な雰囲気にあるが、決算内容によって雰囲気が変化する可能性があるのではないか。 そう思う大きな要因は円安だ。 円安で恩恵を受ける輸出企業などは注目したい。実…

捕らぬ狸の皮算用

株式市場で株価のボラティリティー(変動率)が高止まりしている。日経平均VIは20を超えたままで、値動きの荒さを裏付けている。 程度の差はあれど、株価は日々動くものだ。 株式投資では、この株価変動を上手くとらえて利益を上げよう考える人が多い。特に…

投資の自己責任について

投資は自己責任ですることが大原則だ。でもこの自己責任というものを本気で自覚して投資している人はどれくらいいるのだろう。 感覚的には、この投資における自己責任を自覚している度合いが強いほど投資がうまくいくのではないかと思っている。責任を負う覚…

新しいNISAをどう活用するか

新しいNISAは使い勝手が格段によくなる。従来のNISAは口座は作っておいたものの全く活用していなかったが、新NISAは積極的に活用したいと思っている。 ではどのように新NISAを活用するつもりなのか。 現状の課税口座では個別株投資をしているが、新NISAでは…

銘柄選別の視点

個別株投資においてどの銘柄を選ぶか、その根本原則に変化はないものの何に重点を置くかはその時々で変化する。 かつては成長性を最重視して配当については全く無視していたこともあったし、逆に配当を重視するような時期もあった。また、業種や業態に偏りが…

投資家の意志と矜持

なぜ投資をするのか。 ある目的を達成するための手段として投資を選び、それで儲けようとしているのか。 それとも儲けること自体が目的なのか。 いずれにしろ投資では儲けることが必要だ。 では、儲けるためならどんなことをしてもいいのか。 不当な手段で利…

売却益をとるか、配当をとるか

株式投資での売りについてどう考えるか。 基本的には買ったときの理由と反対のことが起きれば売り時といえる。業績が伸びそうとか好業績が続きそうだから買ったとすれば、その業績の伸びが止まったとか業績悪化に転じた時が売り時と考えるわけだ。 ただ、こ…

突き詰めて考えれば誰もが投資家である

投資についてだいぶハードルが下がってきている一方で、頑なに「投資なんて絶対しない」という人もいる。 投資しないという人はお金を大事に握り続ける。これは裏を返せば、お金という貨幣を保有する選択をしていることであり、立派な「投資判断」ともいえる…

投資における情報の扱い方

投資には情報が欠かせないということには異論はないだろう。でも投資に役立つ情報とはどういったものなのか。 人によって情報源は様々だ。 X(旧ツイッター)、ブログ、ニュースサイト、会社四季報、知人、証券会社の担当者などいろいろある。 株式投資の情…

貴重な情報ツールが使えなくなった

以前、このブログで決算時期に重宝するサイトの記事を書いた。 www.crazy-investor.jp そこで紹介したサイト「iMarket(適時開示ネット)」が9月15日をもって一般公開を終了してしまった。 唐突だったので驚いたが、おそらく個人で運営していてメンテナンス…

孫氏はアームの企業価値を過小評価していたのか

英半導体設計大手アームがナスダックに上場し話題になっている。 アームは半導体設計で高いシェアを持ち、スマートフォン向けでは9割を握っている。アームの設計図をもとに半導体メーカーが製品を作っているわけで、その影響力はかなり強いといっていい。そ…

新型iPhoneで考える価格と価値

アップルが新型スマートフォン「iPhone15」シリーズ4機種を発売すると発表した。日本での価格は最低価格でも10万円を超え、最上位機種では20万円近くとなる。 スマートフォンはすでに成熟化しており、性能による差はほぼ感じないほどになっている。そのため…

信用を削る企業、信用を積み上げる企業

企業のガバナンスに関連する事件が多発している。 ビッグモーターによって世間は中古車業界へ厳しい目を向けるようになり、同業のネクステージにも疑惑が浮上した。 そしてビッグモーターの不正を知りながらも取引継続の判断をした損保ジャパンの社長が辞任…

東証にアクティブETFが上場したってよ

東証にアクティブETFが上場した。 これまで指数に連動するパッシブ型のETFしかなかったが、運用会社が独自に選んだ銘柄で構成するアクティブ型のETFが加わる。昨日6本が上場したが、今後さらに拡大していくのだろう。 ETFのメリットは、市場で売買できるため…

日本株の売買手数料無料化

SBI証券と楽天証券が日本株の売買手数料を無料にすると発表した。 これはかなりインパクトがある。証券会社にとって売買手数料は重要な収入源である一方、投資家にとっては悩ましいコストでもある。 売買手数料が無料となれば、投資を始めやすくなり裾野が広…

株式投資の2フェーズ

株式投資には二つのフェーズがあるのではないか。 すなわち、投資する元手である資金をいかに増やすかというフェーズと増えた資金をどう配分していくかというフェーズだ。 株式投資を始める時は大抵資金は少ない。少ないから買えない銘柄もあるし、分散もで…