投資狂日記

自由を追求するブログ

人手不足と人員削減

昨年にこんな記事を書いた。

www.crazy-investor.jp

 

日経新聞電子版の記事によると、2025年の早期退職の募集人数は足元で1万人を超え、24年通年を早くも上回ったという。製造業を中心に管理職年代の削減が目立っているらしい。

 

世間で人手不足と言われているのは若い世代であって、管理職年代が多い中高年は人員削減の対象となっているわけだ。しかも製造業で目立っているということで、これは日本の産業構造が変化して製造業が衰退していることの現れなのだろう。

また、デジタル化が急速に進み、さらに今後はAIが活用されるようになれば作業が自動化され、人件費の高い中高年はコスト削減の対象となる。

 

ということで中高年には厳しい時代だと感じるかもしれない。

たしかにブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)をクソ真面目にこなしてきた人ほど厳しいだろう。デジタル化やAIの活用でブルシットジョブがなくなっていくなら、当然ながらそれをこなしていた人材もいらなくなる。コロナ禍で仕事に不可欠な人とそうでない人が残酷なほど明確になったが、その流れは今後も続いていくに違いない。

 

かといって企業内に生き残るために必死になるのはどうなのだろう。それで疲弊してしまったら幸福な人生から遠ざかるだけかもしれない。

やはり株式など資産をある程度持っているかどうかが分かれ目になるのではないか。FIREまで行かなくても、若い時から投資で資産を増やしているかどうかがカギになる。資産を持っているだけで気持ちはだいぶ楽になり焦りが軽減され、さらに思考が柔軟になる。仕事に対する考え方も変化するかもしれない。資産があることで別にフルタイムで働かなくても、そこそこ稼げればいいと気づけば選択肢は広がる。むしろブルシットジョブをしているよりずっとましな道があるかもしれない。

 

人手不足も人員削減も大きく見れば働き方改革の一環であり、さらに言えば生き方改革でもある。

企業内でなくてはならない仕事をする人材は限られていく。だったらなくてはならい仕事をする企業に投資すればいい。自分でできないことを投資という手段で賄うという発想を持つことが大事なのではなかろうか。