投資狂日記

自由を追求するブログ

3日連続で株主総会に出席

今週は3日連続で株主総会に出席した。

出席したのは、日進工具・JCU・芝浦電子だ。このうちJCUは法人名義で保有しているのだが、総会当日の受付で議決権投票用紙を提出すると法人だからなのだろう、「名刺もいただけますか」と言われた。なるほど、株主が法人だと法人に所属する誰が来ているのか確認が必要になるのだろう。それはそれで面白い体験をした。

 

私が出席した株主総会はどれもこじんまりとしたものばかりだ。だが会社によってその雰囲気に違いがある。あるところではどことなく緊張感が張り詰めていて、やって来る株主にある種の威圧感を感じさせたりする。またあるところではフレンドリーな雰囲気だったりする。こうしたことは実際に株主総会に出席してみないとわからない。そしてこうしたことから感じる何かによってその会社に持っていた印象が変化することもありうるのだ。

 

また、総会での議事進行はどこでもほぼ同じなので、経営トップである総会の議長の話し方や声の大きさなどをじっくり観察する。伏し目がちなのか、顔を上げてしっかり株主を見ながら話しているのか、それが業績に対する自信の有無としてあらわれているのかもしれないのだ。

それと必ず質問を受け付ける時間が設けられるのだが、私はまだ総会で質問をしたことはない。質問してみたいことはいつも思い浮かぶが、大抵は他の株主が質問してしまうので結果として質問しないで済んでしまうのだ。

 

株主総会に出席するというのは、自分がその会社のオーナーの一人であることを必然的に自覚させる。このオーナー意識というのは株式投資にとって必要だと思っている。投資は「事業を他人に任せること」でもあるのだが、任せることについても自分事であるという意識は常に持っていたいのだ。これが投資信託などでは株主総会に出席する機会などなく、オーナー意識は持てず、いわば他人事になってしまう。それでは株式投資の本質からは外れているように思うのだ。

 

株主総会に出席する株主は高齢者が圧倒的に多い。もともと株主に高齢者が多いのだろうが、もっと若い人も出席するようになるのが理想だろう。開催時間が平日の午前中では時間のある高齢者ばかりになるのも当然だ。だが働き方改革もあり、投資に対する関心も高くなれば、出席する若い株主も増え株主総会の雰囲気も変わっていくのかもしれない。