昨日、持株であるウェザーニューズの株主総会があった。開催会場が遠いこともあり行くことはできないが、ネット中継があるのでそれを観てみることにした。
株主総会招集通知に記載されていた専用のアドレスにアクセスし、株主番号とパスワードを入力する。開始時間になると中継が始まった。
決算の報告がなされ、今後の計画などの話があった。そして出席株主からの質問時間となる。ネット中継を観ている人は当然ながら質問することはできない。たとえ出席していても質問はしなかっただろうから、私にはそれほど問題はない。
ネット中継とはいえ、経営陣の話す表情や会場の雰囲気を感じることができるのはいい。これならわざわざ会場まで行く必要もないなと思った。
さて、ウェザーニューズの今後をどう考えるか。
ここ最近の業績は下降線を辿っている。だがそれは今後を見据えて投資をしているという側面がある。今回の株主総会でもそのようなことを感じた。大きくジャンプするためには一度しゃがむ必要がある。ウェザーニューズがいまその状態にあるのかもしれない。
ウェザーニューズの持株数を減らしつつもゼロにしないのには理由がある。ウェザーニューズは最大の民間気象会社であり、ほかに競合らしい企業がない。気象庁など公的機関はあるが、利用者のニーズにきめ細かく対応できる強みがある。この唯一無二の強みを持っていることは非常に魅力的なのだ。
先日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」で地図会社のゼンリンが紹介されていたが、このゼンリンも「地図」という分野で圧倒的な存在であり、ウェザーニューズと似ているなと思った。
こういう圧倒的な存在感を持つ企業の強さをもう一度見直す必要があるかもしれない。
ちょうど株式市場も悲観的になりつつあり、ウェザーニューズへの再投資をうかがってみようかと考えている。