昨年末に今住んでいる賃貸マンションの契約更新通知が届いた。そこには家賃を値上げする旨が記されていた。この物価高の中、いずれ家賃値上げに直面するであろうと想定していたが、それが現実となった。
今の賃貸マンションには結婚時から住んでいる。年月が経ち、あちこち傷んでいるところもあって劣化しているにもかかわらず家賃が値上がりするという、考えてみればちょっと理不尽な気もするが、まあしょうがない。
ところで、「更新」というのは古くなったものを最新の状態にすることを意味しているが、最新になったからといって中身もよくなったとは限らない。
人間の細胞も日々更新されていくが、次第に老化していく。
その一方で、人は「成長」を求められる。
この「成長」とは一体何なのか。
「成長」という言葉が盛んに使われているが、その意味することはなんかぼんやりしている気がしてならない。身体的な成長か、精神的な成長か、それとも経済的な成長か。
そして、伸び盛りの若い世代にとっては「成長」の言葉はしっくりくるが、中高年になると「成長」もしんどくなってくる。「成長」という言葉に否応なく追い立てられているともいえる。
中高年は「成長」よりも「成熟」を目指した方がいいのではないか。
無理して背伸びをする「成長」ではなく、古いものを最新のものへ改めていくアップデートという更新を通じて「成熟」していく。
株式投資をするにあたっては、企業についても成長度だけではなく成熟度という観点から見直してみたい。