人はいつも安定を求めている。
安定しているということは将来予測が容易で対応しやすいからだ。でもその安定を求めているということは、逆にいえば現状は常に不安定で変化しているということでもある。不安定であるからこそ安定を求める。
安定していると思っていてもそれは束の間で、周りはいつの間にか大きく変化している。そして気付けば変化に取り残され、否応なくさらに不安定な状況にさらされることになる。
今、安定した状態にあると思っていても実は不安定な状況になっているのかもしれない。変化は大きかったり小さかったりするが、気付かないほどその変化が緩慢だったり、あるいは急激に変化したりする。
安定が続いていると常識が出来上がるが、その常識が変化に対応することを邪魔するようになる。そんなことがあらゆる分野で起きている。
安定なんて幻想なのだ。常に変化しているのだから、変化を打ち消して安定しようとするより、変化をどう乗りこなすか。
昨日は私の父の命日で、亡くなってから7年が経った。この7年間でもだいぶ変化した。私自身も着実に年老いている。
時間が容赦なく進み世の中が変化する中、父の命日に生きている実感を再確認した。