最近、投資がマンネリ化していることに気付く。
個別株投資をしている以上、常に観察し、情報を集め、分析し、投資へ反映させる一連の作業が必要となる。インデックス投資をしているならこのようなことはしなくて済むが、個別株投資では手間をかけるところに醍醐味がある。
ただ、手間をかけたところで必ず成果に結びつくわけでもない。その不確実性があるからこそインデックス投資が勧められるわけだ。
かといってその手間すべてが無駄とも言い切れない。他人が気付かないことに気付き、それが投資で大きな利益となることもある。自分から探し、自分なりの仮説を立て、投資を通じてそれを検証することが経済やビジネスを学ぶことにもつながる。
そうやってこれまでやってきた。
でもそれがマンネリ化している。
ちょっと変化させる時なのだろう。
どう変化させるか。
変化といえば、株式投資においては企業の変化が投資家の期待を上回った時に株価が大きく動く。良い変化であれば株価は上昇し、悪ければ下落する。しかもそれが投資家にとって想定外のもの、意外性があるとよりインパクトが大きくなる。
私はこの企業の変化というものを捉えようとする意識が弱すぎたように思う。すでに優良な企業にばかり目が行き、またそういう企業を探していた。逆に、現時点で状態の悪い企業について着目することが少なかった。
最近で思い当たる典型的な例として良品計画がある。良品計画は以前から好きな企業で、日常でも無印の商品を買っている。その良品計画は数年前までは業績が落ち込んでいたものの回復して株価が急上昇している。この数年の間に良品計画で何かしらの変化があったはずだが、それを調べることもなかった。業績が悪化していることに気をとられ、分析対象から外してしまったからだ。私からすれば良品計画はもともと優良企業であり、業績が回復する可能性は十分あったはずなのに分析しなかったことで投資機会を失っていた。マンネリ化による弊害なのだろう。
企業の変化にもっと目を向けるよう自分も変化させる。
すぐに実行に移したい。