株式投資の格言で「休むも相場」というのがある。
株式市場が乱高下して先行きが不透明な現在の状況でこそこの格言が生きるのだろう。
あれこれ考えてもその予測すら超えてしまうのだから、結局振り回されて疲れるだけだ。
そういうことで最近は別のことに気を向けている。
気候が暖かくなり、バイクでツーリングするには絶好の季節がやってきた。昨年秋にバイクの免許を取ってから運転にはだいぶ慣れてきたこともあり、どこか遠出したいと思っている。
そこで地図とにらめっこして、景色が良くバイクで爽快に走れる道路や行ってみたい場所をピックアップしている。自分でツーリングのルートを考えること自体が楽しく、気が付くと相当時間が経っていたりする。YouTubeでモトブログを見て自分も行きたいと思うこともあるし、あまり知られていない穴場を開拓したい気もある。
50歳を超えてからこうした楽しみを新しく見つけられたことは幸せなことなのだろう。何かに興味があるのならすぐに行動したほうがいい。何かしら理由をつけて後回しにしたらもう二度と機会は訪れないかもしれない。病気になるかもしれないし、そうでなくても体力は落ちていく。できると思っていたことが数年後には案外できなくなっているかもしれないのだ。そのとき後悔してもどうにもならない。
株式投資も楽しいのは確かだ。
しかし、いつも株式市場にどっぷり浸かっていようとは思わない。
1日中トレードしている投資家もいるけれど、私はそういう投資家ではない。
何が楽しいかは人それぞれだ。
混沌とした今だからこそ、自分にとっての株式投資を見つめ直すいい機会なのかもしれない。