投資狂日記

自由を追求するブログ

見えないものが世の中を動かす

ようやく緊急事態宣言が解除されるかもしれない。

新型コロナウイルスは自分の目で直接見ることのできない小さな生物だが、人類を右往左往させている。新型コロナ以外でもインフルエンザなどのウイルスや細菌という目に見えない存在が度々世の中を動かすほどの影響力を持った。

 

目に見えないもの。

これに着目すると、企業についても財務諸表で数値化されない「見えないもの」が大きな影響力を持っていたりする。ブランドだったり、技術力だったり、人材だったり、そういったものは数値化されず財務諸表には出てこない。

そういう見えない力が収益を生み、企業を成長させていることが多くなっている。ということは単純に財務諸表を分析してもその企業の本当の力を把握することは難しいのか。たしかにブランドがどれくらい収益を生んでいるかを把握するのは難しい。でも収益率が高いのはブランド力かもしれないという推測ぐらいはできる。

 

決算発表が一段落して、業績予想を出さない企業が大半となっている。企業自身がわからないのだから外野の投資家はなおさらわからず、推測するしかない。

だからこそ見えないものに着目するのはどうだろう。

その企業は目に見えない何かを持っているのか。

ブランド?技術力?人材?あるいはその何かは実体のない張りぼてかもしれない。

 

人間は見えないものを過大評価したり、逆に無視したりしがちだ。それまで気にしなかったのに、あるときから恐怖の存在になったりする。新型コロナもまさにそうだった。企業にある数値化されない見えないものも過大評価されたり無視されたりするだろう。

 

見えないだけに厄介だが、その影響力は侮れない。

見定めるのをあきらめ個別銘柄の選別することをせずインデックスに投資することが合理的なんだろう。

でも私は見えないものを見定めてみたい好奇心が勝ってしまい、個別銘柄の選別をやめられないでいる。