現物株で保有していたアビストを売却した。
先日決算発表があり、その内容を見て判断した。
重く見たのは次期予想が芳しくないことだ。今期の決算が内容が悪いのはわかっていたので、翌期がどうなるかに注目していた。だが翌期の予想は減益となっている。思ったほど業績が上向いてこない。その減益となる理由も決算短信では明確な理由が記載されていない。
また、配当については増配したが、それが今後も続くのか怪しくなってきたように思える。決算発表と同時に配当政策変更が発表され、配当性向を「35%程度の水準」から「35%以上」にするという。
確かに株主還元を重視しているのだが、一方では利益が減っても減配しないことになる。これは株価を維持するための策なのか?
この決算発表を受けて、今日の株価がどうなるか気になっていたが、下がっているものの思ったほどではなかった。決算内容からこの先にちょっと嫌な気配を感じるので売却することにした。幸い利益は確保している。配当の権利も取得しているので十分だろう。
そして売却した資金でエスティック(6161) 200株を取得。
エスティックは電動ネジ締め機の製造・販売を事業としている。
業績は着実に伸びており、ROEも年々上昇して20%に迫っている。営業利益率も向上しており収益性は高い。自己資本比率も80%を超えており財務基盤も申し分ない。
配当利回りは約1.4%とそれほど高いとは言えない。だが着実に増配しており、財務内容の良さからこの傾向は続くと思っている。
世間はヤフーとLINEの統合のニュースでにぎわっているが、私は東証2部のこうした地味な企業に注目してしまう。