投資狂日記

自由を追求するブログ

「信用」と「信頼」

ふと何気に使っている「信用」と「信頼」という言葉の違いはなんだろうと思った。

この言葉の違いについて特に意識はしていなかったが、違いは確かに存在する。

 

「信用」というのは過去の実績や成果に基づく評価であるのに対し、「信頼」というのは過去の実績や振る舞いをふまえたうえで未来の行動に対する期待をいう。

 

私は株式投資で「信用取引」をするが、たしかに「信頼取引」というのは存在しない。

十分な保証金を差し出し、取引経験などについて総合的に判断して、証券会社が「信用」してくれたから取引ができるのだ。決して卓越した運用手腕で儲けることを期待して「信頼」しているわけではない。

 

また、「信頼」というのは双方向的なものだ。期待に応えてくれるだろうとこちらが思う気持ちと、相手がその期待に応えようとする気持ちのつながりともいえる。

とするなら、株主と企業の関係はまさに「信頼」関係で結ばれていることが理想的なのだろう。そしてその信頼にはやはりその企業の過去の実績や成果の積み重ねである「信用」すなわち「利益」は不可欠なのだ。