配当金や分配金の受け取りピークが過ぎた。今年のこれまでの受領金額は昨年と比べて大幅増加し、すでに昨年1年間の受領額に迫っている。
この大幅増加の要因の一つはなんといってもREITのおかげだ。現在5銘柄を保有しているが、いずれも分配金利回りは4%を超えている。昨年はREITを組み入れる毎月分配型投資信託の解約が増加したことでREIT市場が軟調となっていた。市場は軟調でもREIT自体に影響はないだろうと考え、積極的に購入したのだ。そして今年に入って堅調に推移していることもあり、含み益も増えている。
REITはオフィスや住宅、ホテルなど投資する物件は様々だが、事業自体はシンプルだ。だから業績もわかりやすい。質のいい物件を取得すれば分配金が増える可能性が高くなる。
分配金が増えるかどうかという視点で銘柄を選ぶということは、株式にも当てはまる。業績が伸びれば配当金が増えるという視点で銘柄を選ぶことが、私にとっては長い目で見て個別株投資でうまくいく可能性が高い。株価の動きを日々追いかけても、動き自体を予想して儲けることは難しい。単に私にその才能がないだけかもしれないが、最近つくづく実感している。
今年の配当金・分配金の受け取りが増えているのはREITが貢献しているのも確かだが保有株式で増配した銘柄が多いことも関係しているのだ。株価を追いかけるのではなく、業績を追いかける。このことが功を奏していることを配当金の金額をみて改めて思った。