日経平均株価が3万円に到達したことが話題になるが、私はREITにも注目している。
昨年はコロナ禍によって大きく下落したREITだが、徐々に回復して東証REIT指数は2,000ポイントを超えてきた。
REITに注目しているのにはいくつか理由がある。
一つは不動産投資に興味があるからだ。一時期は実物不動産に投資しようか検討したこともあった。でも不動産投資というのは「投資」というよりも「事業」の側面が大きい。「事業」から生ずる手間暇を楽しめるのならばいいのだが、私はどうしても面倒くささを感じてしまう。それが実物不動産への投資をためらわせる。一方、REITは株式に近く、公開情報から分析するスタイルの私にとってはちょうどいい。それにREITがどんな物件を保有しているのかを知るのは結構面白い。
もう一つの理由は利回りだ。REITは基本的に利益の全部を分配金にする前提で法人税が免除されるため分配金が増えて株式よりも利回りが高くなる。また株式の配当金のような二重課税の影響もない。もちろん、実物不動産への投資のほうが利回りがいいのだろうが、諸々の手間暇を考慮するとREITの利回りでも十分だと考えている。
さらに売買が容易であることだ。実物不動産では売買を機動的にはできない。REITは情報が充実しているため、何か気になることがあればすぐに売買できるメリットは大きい。
そして将来的にはREITからの安定した分配金収入を得ることを目指している。実物不動産を保有するより管理は楽だし、自分にはREITのほうが向いている。今後、徐々にREITへの投資を増やし、時間はかかるだろうけど実物不動産と同じくらいの規模にしていきたい。
