投資狂日記

自由を追求するブログ

IPO銘柄への投資について思うこと

アメリカで中国企業のアリババが上場し大きな話題になりました。アリババ株をめぐって市場は熱気に包まれたようですが、今後がどうなるかはわかりません。ただ、アリババに出資していたソフトバンク孫社長はさすがの眼力といっていいでしょう。

 

そして今日はあのLINEが上場を延期すると発表しました。よりよい上場のタイミングをはかるようですが、何か他の理由があるのかもしれず、そこは外部からはわかりません。

 

IPOはその企業の事業のさらなる成長のため資金調達することが第一の目的ですが、投資家にとっては投下資本の回収手段でもあります。IPO銘柄で莫大な利益を手にすることも可能ですが、それはハイリスクという前提のもとです。

起業家が最も大きなリスクを負い、その起業家に近い投資家(家族・友人・ベンチャーキャピタルなど)がその次に大きなリスクを負い、そして一般の投資家、その企業を組み込んだ投資信託などへと移るにつれてリスクが小さくなっていき、当然そのリターンもリスクに応じて変化します。

起業家は莫大な利益を得る可能性がある一方、一文無しになる可能性もあるわけです。ベンチャーキャピタルでも一つの大きな成功が数多くの失敗の穴を埋めて有り余るほどの利益を得るからこそ成り立つわけです。

 

IPO銘柄に投資したことはないのですが、長期的にみると割高な投資ということが多いような気がします。簡単に儲かる投資なんてないということでしょう。儲かったとしてもそれは単なるまぐれでしかないということです。

「株を守りて兎を待つ」(韓非子)という故事を思い出しました。

肝に銘じたいところです。