今日は会社四季報発売日。
今回はいつもよりも注目度が高いのではないかと思う。前号のときは、コロナ禍によって業績の見通しが立っていない企業が多く、そのため予想についても精度はあてにならない状況だった。
だが今回は、四半期決算を通過して業績予想も明らかになりつつある。業績悪化を見込む企業が多いのだろうが、先行きが全く見えないよりは遥かにましだ。悪いならどれくらい悪いのか明らかになるのが大切で、それによって今後の回復度合いがどうなるか考える材料になる。
となると、前号と今回を比較してみると何か面白い発見があるかもしれない。前号の業績予想と今回の業績予想でどういう変化があったのか。その変化の原因は何なのか。
コロナ禍の影響が少ないと思われていた企業が意外と苦戦しているかもしれないし、逆に不振と思われていた企業が意外な健闘をしているかもしれない。そうした予想もしくは期待とのギャップがある企業の株価が大きく動くことあるだろう。
そして来月あたりから2月決算期企業の中間決算発表が出てくるので、一層業績に注目が集まることになる。
日本では菅内閣が始動し、もうすぐアメリカでは大統領選挙という大きなイベントが待ち構えている。今年の秋は、企業業績の動向と政治の動向そしてコロナ禍の影響という株価の変動要因が多い。それだけにチャンスも生まれやすいかもしれない。
連休があることだし、じっくり四季報を読み込むにはちょうどいい。