今週に入って保有株のうち2月決算企業の決算発表が始まった。
まずはエーアイテイー。
業績は想定通り堅調なものだった。むしろ注目すべきは来期の業績予想だ。その業績予想は、やはり新型コロナウイルスの影響で不確定要素が大きいため算定困難ということだった。
企業自身が算定困難なのだから投資家もそれ以上に予想することは難しい。
エーアイテイーは日中間の国際貨物輸送が主力事業だ。中国では新型コロナウイルスの感染拡大が終息へ向かっており、経済も動き出している。ヒトの動きは引き続き制限されるとしてもモノの動きは回復してくるかもしれない。むろん業績ダウンは覚悟するとしても落ち込みは案外少ないかもしれない。楽観すぎるだろうか。
株価は決算発表後冴えない動きだ。
そしてもう一つ決算発表したのがロゼッタ。
ロゼッタは新型コロナウイルス発生以後、株価が暴落した。含み益がみるみるなくなり一時は含み損に転落するまでになったが、それでも一切売却するつもりはなかった。なにより業績は拡大しており、新型コロナウイルスの影響があったとしてもその成長は続くと思っていたからだ。
株価が下がり続けることによって自分の判断が試される典型的な例だ。
そして決算発表。業績は好調だったが、注目は今後の業績だ。受注状況もよく、業績拡大は続きそうで過去最高の業績を見込んでいるようだ。
決算発表を受けて今日の株価はストップ高となった。それでも以前の水準にはまだ程遠い。
ひとまず手放さなかった判断は間違っていなかった。できれば追加取得しておくべきだったが、それは欲張りすぎか。
今後も決算発表は続く。
やはり新型コロナウイルスの影響によって来期の業績予想は難しくなる。でもだからこそ投資家の目利き力が試される。