投資狂日記

自由を追求するブログ

期待先行なだけに油断大敵

株式市場が上昇基調にある。

新型コロナの新規感染者数が減少傾向にあり、経済再開への期待が高まっていることによる。

 

今後を見据えてポートフォリオの入れ替えを検討していた。配当を重視して、配当利回りの低い銘柄を売り、REITなど利回りの高い銘柄に乗り換えるつもりだった。

だが、決算発表を受けて状況が変わりつつあるように感じる。

 

決算内容が良く、翌期の業績予想もさほど悪くない銘柄は上昇に転じている。ロゼッタは含み益がなくなるまで株価が下落したが、決算発表後は業績期待により急上昇している。コムチュアも業績が良く、それが翌期も続く業績予想を出したことから株価は堅調に上昇し、すでに新型コロナ以前よりも上回っている。

 

業績がイマイチな銘柄はどうか。

日進工具やアリアケジャパンは意外なほど株価は堅調に推移している。一方、エーアイテイーや芝浦電子、ユアサ商事、エスティックなどは下落したまま横ばい状況が続いている。入れ替えるとしたらこうした銘柄が候補になる。

 

一方、入れ替え候補となるREITも急落によって割安感が大きかったが、その割安感が妥当なものか今一度検討しないといけない。ホテル系は暴落したが、戻るには相当時間がかかるだろうし、商業施設系も同様だ。物流系と住居系は比較的堅調なのだが、NAV倍率などを見るとすでに割安とはいえない水準のものも多い。オフィス系は今後が読みにくくなっている。当分は大丈夫だろうが、長い目でみるとオフィスの需要は減ってくることも考えられるし、そうならない可能性もある。

 

こう考えると、自分の頭の中では保有銘柄を入れ替える必要性が薄くなってしまった。

でも最近の株価上昇が期待先行であるだけに、その期待が剥げ落ちれば失望に変わり急落する危険性をはらんでいる。状況が一変しかねないので、新型コロナと同様に気を緩めるわけにはいかない。