投資をしているとどうしてもリスクについて考えることになるが、当然ながらリスクは投資のみならず日常生活にも存在している。
先日の台風19号は甚大な被害をもたらしたが、自然災害によるリスクについて改めて考えざるをえない。
リスクをとっていいこと、いけないことははっきりさせておいたほうがいいように思う。
例えば、住宅について持ち家か賃貸かということは経済的な観点から比較されるけど、自然災害が頻発する現状では持ち家のリスクは高い。武蔵小杉のタワーマンションでは電気設備が故障し、さらに断水もしていてトイレも使えないという。エレベーターも動かないため階段で上り下りしなければならないのでは、もはや高級住宅としての意味はない。そんな災害に脆弱な物件を高額なローンを組んで購入すること自体が大きなリスクとなる。災害による損失に加え経済的な損失が大きくなり、その後の生活が破綻しかねない。
その点、賃貸は気楽だ。災害で被害を受けたら別のところに転居するだけだ。
そして現代の生活が電気に依存しているということを肝に銘じておく必要がある。
災害が起きた時期がもしあの猛暑のときだったら?
電気がなければ冷房できず、猛暑の中で生活しなければならないが、どうする?
逆に冬の寒い時期だったらどうなのか?
呑気にスマホの充電ごときで騒いでいる場合ではない。
リスクがない生活はない。だが避けられるリスクはあるし、リスクを少なくすることはできる。日本に住んでいる以上、自然災害のリスクとも付き合っていかなければならない。