投資狂日記

自由を追求するブログ

時間が味方にならないリスク

私は長期投資を信条としている。それは投資における複利の効果をより大きく引き出すためだ。期間が長ければ長いほど複利の力は大きくなる。長期投資は時間を味方にするわけだ。

 

だが、その時間が味方にならないこともある。

 

例えば、突然の事故に遭って命を落としたり、重い病気になって余命が限られてしまうような場合だ。自然災害もあるし、戦争に巻き込まれたりすることもそうだろう。

 

長期投資をしていても、その効果を享受する前に命を失ってしまっては何の意味もないのではないか。そう思ってしまうこともしばしばある。将来がどうなるかわからないのだから、時間が味方にならないリスクはなくならず、常に付きまとうことになるのだ。

 

だからといって長期投資が無駄というわけではないだろう。長期投資による複利の恩恵を受けることができることもまた、可能性は十分にあるからだ。

 

不確実な将来に備えることと今を大切に生きることの両方を追求しないといけない。

将来にばかり目を向けていたら今がおろそかになり、もし突然に寿命が訪れた時に後悔しか残らないかもしれない。

今に夢中になって将来の備えを怠れば、惨めな晩年を過ごすことになるかもしれず、それもまた大きな後悔となる。

 

現在と将来のバランスをとるのは難しい。時間は有無を言わず流れて行き、戻ってこない。

でもそのバランスを意識していれば、いつの時点で過去を振り返ったとしても後悔が少なくなるのではないかと思っている。