投資狂日記

自由を追求するブログ

社長の進退

今日はZOZOがヤフーの傘下に入るというニュースに驚いた。

報道によれば、ZOZOの前沢社長は今後「月周回旅行計画」などといった新しい道へ進むという。

 

これでZOZOの社長を退くことになるわけだが、つい最近社長を辞任することになった日産の西川社長の場合といろいろ異なっていて、社長の進退というものもひ人それぞれだなと感じる。

 

まず前沢社長は創業者でもあり、ZOZOをここまで大きくしてきた。その言動も目立ち、社会に波紋を呼んだこともたびたびあった。まさにカリスマ的存在の典型といっていい。そしてゾゾスーツなど奇抜ともいえる手法を導入したりしてアパレル業界での存在感を高めていたところで今回の突然の退任という、ある種の気まぐれさも創業者らしいといっていい。

 

一方、日産の西川社長は日産に入社して出世しトップになったサラリーマン社長だ。トップに登りつめたのだから実力はあるのだろうが、カルロス・ゴーンの側近でもあったというから社内政治に長けているような印象を持ってしまう。そして社長辞任の原因となったのが自らの報酬について不正があったことで、カルロス・ゴーンと似たり寄ったりという皮肉な結果となった。

 

株式投資をするうえで、投資対象となる会社の社長がどういう人物かというのはどうしても気になるところだ。どうしても創業者社長のほうが魅力がある。

これまでのところではZOZOと日産を比較すればZOZOのほうが投資対象としては魅力的に映っていた。だが前沢社長が退きヤフーの傘下に入ることでいい意味での奔放さがなくなるかもしれない。一方の日産は業績が低迷しているうえに経営陣が混乱しているが、西川社長の後任次第では回復する可能性はある。

社長の進退がその後の株価にも影響する可能性があるわけだが、その影響を考えることも株式投資の面白さのひとつだ。