ZOZO前社長である前沢氏は競争が嫌いだという。
一般には競争によって互いが高め合うことによっていい結果を生み出してきた。だが過ぎたるは及ばざるが如しで、過剰な競争が絶え間ない消耗を生み疲弊させる。いい結果がでないと他より少しでも優位に立とうと悲壮感すら出てくる。
最近ではこの競争があらゆるところに蔓延してきているように思える。競争というのは比較の連続で際限がなく、比較するのも比較されるのもじわじわ身に応え、心も疲れさせる。
ならば発想を変えてできるだけ競争しないようにすればいい。案外この発想がこれからの時代に合っているのかもしれない。
うまくいっている人は実はあまり競争していないのではないか。競争しなくていいポジションをとっているから成果が出ているのではないか。仕事がデキる人や高収益企業などをみると、そんなふうにも思える。
他人と同じことをしない。
他人と比較しない。
流行を追わない。
少数派であることを恐れず、むしろ誇りに思う。
ちょっとでも視点をずらすだけで、無駄な競争に巻き込まれることもなくなるかもしれない。
これは幸福度を上げることにもかかわってくると思う。