正月のテレビはバラエティー番組だらけで辟易していたところ、NHKのBS1で「欲望の資本主義2018~闇の力が目覚める時~」という硬派な経済ドキュメンタリー番組があったので観てみた。
感想は、とても面白く興味深く考えさせられるものだった。
「資本主義は自壊する。その成功ゆえに、自ら壊れる。」
このシュンペーターの言葉が強烈に印象に残る。
実際に壊れるかどうかはわからない。ただ変化は避けられないと思う。
また、「価値」についての言及が興味深かった。
価格というのは比較できるが、価値は比較できない。
リンゴとみかんの価格は比較できるが、リンゴの持つ価値とみかんの持つ価値は比較できない。
あらゆるモノに価格がついているけど、その価格はどうしてその価格なのか。
資本主義がある種のゲームだとすれば、「価値」というものにどういう「価格」をつけるか競っていること、なのかもしれない。
再放送がありそうなので、もう一度観てみようと思う。