2020年となって、今後どのような世の中になっていくのか考えている。
昨年は大きな変化の始まりを思わせる出来事が多かったように思える。
グローバル経済が浸透し世界全体としては豊かになった一方で、先進国の中流階級が没落し始めた。これが経済格差となって表面化し、それに不満を持つ人々によって対立と分断が生じ、政治ではポピュリズムが台頭した。そして世界貿易は保護主義化へ向かい、景気が悪化する懸念が高まると世界の中央銀行は再び金融緩和へ舵を切った。
日本国内では少子高齢化に歯止めがかからない。労働力が不足し始め、外国人労働者が増えている。働き方改革が叫ばれ、副業が注目された。大企業でリストラが増加し、転職は当たり前となり、組織に属さないフリーランスも増えている。
さて、今後はどうなるのだろう。何が起きてもおかしくない。先は見えにくくなっている。見えにくくなっているが故に、これまで常識だったことを同じようにしていたら世の中の流れに適応できなくなる。
学歴社会と言われてきたが、いい学校に行くことにこれまでのような意味があるのか?
単純労働から付加価値のある仕事へというけれど、付加価値のある仕事って誰でもできるものなのか?
誰でもできないからこそ付加価値があるのではないのか?
そもそも付加価値って何なのか?
働く時間が短くなる、あるいは働く必要がなくなる時代が来るのか?
そもそも資本主義は続くのか?
常に考える必要がある。
今を起点にして将来を考え、常に考えも変化させる。過去そうだったからといって将来もそうなるとは限らない。
身軽でいること。
変化に対して動けるようにしておくこと。
新年になってこんなことを考えた。