参院選が終わった。結果は与党の敗北で、これはある程度予想されていた。問題はどれくらい負けるかにあった。与党の議席数が過半数を割ったものの、それがわずかなものにとどまった。
むしろ注目すべきは新興政党の躍進という事実だろう。これは主に30代以下の世代の影響力が大きいようだ。若い世代が選挙で投票してもあまり結果に影響はないと言われていたが、実際には大きなインパクトを与えたことになる。
さて問題は今後政治がどうなるかだ。
石破政権は非常に厳しい状況に直面する。目前には米国トランプ政権との関税交渉が迫っているため簡単に退陣表明することもできない。トランプ政権は弱体化した石破政権の足もとを見てますます強気になるだろう。
そして野党の主張していた消費税減税などの政策が実現の方向へ行くのかどうか。
これからはマーケットの動きが重要になるのではないか。
為替・金利・株価の動きが政策へ影響を及ぼすようになる。
参院選直後の為替は円高に動いたもののほぼ元の水準に戻している。
今日は休日のため明日の株式市場や金利がどう動くかは注目したい。