投資狂日記

自由を追求するブログ

浦和レッズが味わわせてくれた至福の瞬間

ゴールデンウイークが終わった。その中の一日に、そう何度も味わえないであろうひと時を味わった。

 

浦和レッズサポーターにとって待ちに待ったサッカーのアジアチャンピオンズリーグACL)決勝第2戦。コロナ禍もあってスタジアム観戦を控えていたが、この試合だけはなんとしても観に行きたいと思っていた。だからチケットが取れたときは飛びあがって喜んだ。

 

埼玉スタジアムで行われる浦和レッズの試合はいつも赤で染まるのだが、この日は尋常ではなかった。この日が特別であることをサポーターも分かっている。試合前から応援する声量の圧力は桁違いだった。この唯一無二の雰囲気は現場でないとわからない。

 

この日は風が強く、これが試合に影響するかもしれないと思っていた。実際、試合の前半は浦和レッズが風下で、対戦相手のアル・ヒラルに押し込まれることが多かった。GK西川のキックがハーフラインを越えず風に押し戻されてしまう場面が何度もあった。

だがピンチになるたびにサポーターが声援と手拍子で後押しする。その音が凄まじくスタジアムの屋根に反響して増幅されるのだ。そして反撃に出ると押せ押せの応援となる。

前半を0対0でしのぎ、後半は風上となるのでチャンスが増える。案の定、後半開始早々、浦和レッズに得点が生まれた。その瞬間、スタジアムの観客は文字通り総立ちだった。

その後何度かピンチがあったが、点を取られる気がしなかった。そして残り時間がわずかとなった時、約5万人による”We are Reds!!”コールが沸き起こる。これは凄かった。今までで一番ではなかろうか。

 

そして歓喜の瞬間が訪れた。サポーターにとっては至福の時でもある。

試合後の表彰セレモニーで余韻を味わい、最後にサポーターと選手で「We are Diamonds」を大合唱した。

 

なぜこれほど熱狂するのかわからないと思う人も多いだろう。これは自分でもよくわかっていない。サッカーが好きなのは確かなのだが、なぜ浦和レッズというクラブがこの上なく好きなのか、言葉でうまく説明できない。

だが、あのスタジアムの雰囲気を一度味わったら、その訳がなんとなくわかるに違ない。