私はサッカーが好きで、Jリーグのみならずヨーロッパの各リーグもDAZNを利用して観ている。
ヨーロッパでも新しいシーズンが開幕したので、早速DAZNで視聴した。
観たのはイングランドのプレミアリーグの試合だが、その光景に驚いた。
スタジアムは満員で、観客は誰もマスクなどしていない。それどころか大声で歓声を上げている。そこは本来のあるべき姿だった。しばらくの間失われていた活気がスタジアムに戻っていた。
翻って日本はどうか。
感染者の増加が止まらず医療体制が崩壊しかかっている。対策といっても対策とは言えないような代物でなおかつ行き当りばったりで迷走している。
日本の現状と画面の中にあるイングランドのスタジアムの光景。
あまりの違いに愕然とする。
この違いはなんなのか。
日本という国が劣化しているということを感じざるを得ない。
コロナへの対策もそうだが、劣化を感じさせるものはいくつもある。
東京オリンピックにもそう感じたものがある。
開会式や閉会式の演出は、世界に発信するものとしてなにか物足りなかった。コロナ禍ということがあったとしても、準備してきたものがあれなのかと思うと釈然としない。才能豊かな人がいるはずなのにそうした人を活かすことができなくなっているのか。
メディアにも気になることがある。
ニュース番組などで、字幕の誤りなどを番組中に訂正することが増えているように感じる。昔はそれほどなかったと思うが、最近はしょっちゅうだ。しかも単純な間違いも多く、チェックが働かないのだろうか。
日本の株式市場が他の先進国に比べて低迷しているのもうなずける。
劣化は衰退へとつながっている。
だが希望がまったくないわけでもない。
小さな希望を大きく広げていくことが投資家の役割ではないかと思っている。