投資狂日記

自由を追求するブログ

今年前半を振り返る

今年も半分が過ぎ、昨日は七夕。今年後半について願い事をするとしたら株価急騰だろうか。

そう思いたくなるくらい今年の前半は散々な結果だった。含み益がみるみる減少し、含み損に転落する銘柄もあった。それでもファンダメンタルが悪化しない限り保有し続けるスタイルをとっているので、株式市場で変調があっても気にしないようにしている。

 

ただ、今年の場合は株価下落が短期間に急落するのではなく、ズルズルと下げ止まらないことが続いた。短期間の急落ならばその後すぐに反発して、何もしなくても結果的にダメージが最小限で済むケースが多い。

しかし今年は下落がダラダラ続いたので、何かしら途中で対応すればよかったかもしれない。

 

ではどんな対応が考えられるか。

 

例えば信用取引の使い方だ。含み益がある銘柄について株価が下落傾向になったときに信用取引で売り建てて実質的に利益確定してしまう。これで株価が下落して現物で含み益が減少しても信用売り建ての方で含み益が出るため、信用で売り建てた時点での含み益を確保できる。さらに株価が下落して現物が含み損にでもなったら現物と信用の両方のポジションを解消して含み益を実現させ、新たに現物を買うかあるいは別の銘柄にするか検討すればいい。また、信用で売り建てた後に株価が上昇した場合、信用で損失が発生することになるが、それはヘッジコストと考えるしかない。あとは税金や手数料も考慮しないといけないだろう。

 

もし、今年のどこかのタイミングでこの方法をとっていたらダメージが少なく済んで、しかも柔軟に機動的に銘柄選択できる機会を確保できたかもしれない。

本来なら個別株のオプション取引でカバードコール戦略ができれば便利なのだが、残念ながら日本ではアメリカのようにオプション取引が発達していない。

 

いろいろ考えているうち「こうやっていたら上手く行っていたに違いない」と思っても後講釈でしかなかったりする。そもそもタイミングよく売買するのが得意でないし、株式は保有することに重点を置いている。何もしなかったことが最善ということもある。ただ反省すべきことは反省し、次の機会に活かそうとすることは必要だろう。