投資狂日記

自由を追求するブログ

コロナ禍で開設した子供用証券口座の運用状況

昨年の春にコロナ禍によって株式市場が暴落したことと、そのコロナ対策として一人当たり10万円の給付金があったこともあり、子供用の証券口座を開設してジュニアNISAでの運用を始めた。このことはブログでも書いたが、その後この口座での運用状況はどうなっているか。

 

給付金10万円と子供のために貯めていた預金の内40万円を足して合計50万円を娘2人の証券口座へそれぞれ入金した。そしてその資金で購入したのはMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)という全世界株式に連動するETFだ。そして買ってからまったく何もせずほったらかしにしたままだ。

 

先日に日経平均株価バブル崩壊後最高値を更新したこともあり久しぶりに口座をチェックしてみた。評価額は+40%、すなわち取得時の1.4倍となっていた。1年ちょっとで何もせずに1.4倍というのはかなりいい出来といっていいだろう。もちろん現段階のことであって、今後暴落が起きてしまえばまた状況は変わるだろう。それでも投資した時期が暴落した後なので絶好の機会であったことは確かだと思っている。

 

たまたま運が良かったのかもしれない。だけどリスクをとって投資した。このことを後悔することはない。

 

給付金をどのように使ったのかは人それぞれだが、一番もったいないのは貯金にしてしまうことだ。貯金というかたちでお金を抱え込んでしまうのは堅実にみえるが、長い目でみればジリ貧になっていく危険がある。

 

日本経済がデフレからなかなか抜け出せないのは、みんながお金を抱え込んでしまうからだ。将来が不安だからという理由があるのはわかる。だけどみんながお金を抱え込むことによって市中でお金がぐるぐる回らなくなる。回らないからいつまでたっても景気が良くならない。

それで金融緩和をさらに強力にしてお金をジャブジャブにしたけど、それでもお金が回らない。みんなお金を抱え込もうとしてしまう。

そんななか一部の人はお金を株や不動産などの資産へと変換している。そしてそういう資産の価値は上昇している。これは裏を返せばお金の価値が減っているということでもある。強力な金融緩和によってお金の価値は確実に減っている。世界中で金融緩和しているからお金の価値が減っていることに気付きにくいのだ。

だから貯金して将来に備えているつもりでもお金の購買力は減っていて、今なら買えるものが将来買えなくなるかもしれない。ジリ貧になるというのはそういうことだ。

 

給付金は何かに使ってしまうほうがいいのだ。消費すればそれが他に波及して経済が活性化される。消費ではなく投資すれば、投資先が経済を動かすことに貢献し、巡り巡って投資成果の一部が自分に戻ってくる。

 

今回の自民党総裁選候補者の中には、再度給付金を支給する案を持っている人もいるようだ。もし再び給付金が支給されたら、また子供用証券口座に入金して追加投資するだろう。