日経新聞の記事によれば、証券アナリストによる株価や業績の予想がない銘柄は日本株の7割に達するらしい。時価総額の大きい銘柄に調査の対象が偏る傾向が強まっている。インデックス投資が広まっていることも背景にあるのかもしれない。
調査対象とされないのは企業側に魅力がないと思われていることもある。確かに成長できず業績が伸び悩む企業は多い。特に東証グロース上場銘柄は酷く、上場そのものがゴールかのような企業であふれている。
こうした中で、よく見れば魅力がある企業すらも注目されなくなっている可能性がある。時価総額が大きい銘柄に注目が集まり、なおかつインデックス投資の広がりによって個別の中小型株が放置されている状況といえる。
このブログで独自に選んだ銘柄で構成した「投資狂インデックス30」が低迷しているのもそうした影響からなのかもしれない。(単純に私に見る目がないだけという可能性も高いが)
誰も注目しない、人気が薄いところにこそ投資のチャンスは眠っている。
陽の光が当たらない暗い場所でキラリと光るものを見つけられるかどうか。
そんなの見つけられないと諦める人がほとんどだ。もちろん効率は悪いし、見つけたと思ったものが間違っていることもある。
でも見つけられたときに得られる利益は非常に大きいものとなる。
現在、日本の中小型成長株は厳しい状況にある。
だが、だからこそ大きなチャンスがあると思っている。
誰にも注目されず、見放されている状況であればあるほどチャンスは増えていく。
そしてその状況が変化するときまで待ち続けること。
それ自体が難しいことかもしれないが、チャレンジする価値はあるし、本当の投資家とはそういうものだと思っている。