コロナ感染が判明してホテルで宿泊療養をすることにした。自宅の部屋に閉じこもっていることもできたのだが、妻の負担も大きくなるし、家族にもうこれ以上感染を広めないためでもある。
一昨日に申し込みをして宿泊場所が決定。昨日の午後に自宅まで車で迎えに来てくれてホテルまで運んでくれた。感染拡大防止のためなのだろうが送迎までしてくれるとは思わなかった。
私の療養するホテルは療養者のために一括貸し切りらしく一般客はいないようだ。
療養中は原則、部屋からは出ることができず、部屋を出られるのは3度の食事の時間だけだ。そのときに1階フロアに弁当とその他生活用品を取りに行く。部屋には歯ブラシやシャンプーなどアメニティは置いておらず、食事の時間に弁当と一緒にアメニティをもらっていく。これもできるだけ部屋のモノを減らし、療養者が退所した後の消毒を効率よく行うためなのだろう。
あと毎日決まった時間に体温と酸素飽和度を測定し記録しないといけない。うっかり忘れることもあるかもと思っていたが、時間になると館内放送があるのでその心配はなかった。
ホテルに宿泊療養するといっても、通常の旅行や出張で利用するホテルとはやはり異なる。最低限のアメニティはあるが、タオル類は持参しなければならず、ちょっとしたところで不便なこともある。自分で持参したほうがいいものをネットで調べておいたが、これは役に立った。例えば、マグカップがあるといいとあったので持参したが、もし持参していなかったら紙コップしか使えないのだ。
ずっと部屋の中に1人で過ごすのはさほど苦にならないと思っていた。だが、外の景色が見える小さい窓は開けることができず（開けようと試みたが駄目だった。開けられないようにしているのかもしれない。）、閉塞感はかなりある。まあ慣れてしまえばどうってこともない。体調もほぼ元通りに近くなっている。こういう経験もそうあることではないので、有意義に過ごしたいと思う。
