ゴールデンウイークも今日が最終日。どこにも出かけず家でのんびりしていると時間がゆっくり流れる感覚がある。
ふとサラリーマンとして働いていた時のことを思い出す。
あのときは車輪のようだった。目まぐるしく動いているので文字通り目が回りそうになる。こんなことをしていれば体を壊す人がいるのも当たり前だ。それでもひたすら回り続ける。
その一方で、車輪があれば進む方向を決めたりスピードを調節する人がいる。車輪に比べれば状況は恵まれている。自分で決められる裁量があり、うまく乗りこなせればどこまでも行ける。仕事が好きな人というのはここにいるのだ。車輪にはほとんどそんな人はいない。そして車輪から抜け出そうとするが、車輪を操作することが好きとは限らない。
私は乗り物から降りた。今は自分の足で歩いている。時々立ち止まってのんびり寝転んでいる。車輪の目まぐるしさはなく、車輪を操作してあちこち走り回るせわしなさもない。ただ地球が自転する時間を感じる。
こんな感覚でいることはつまらないと思う人はいるだろう。
でもこれが好きなんだからしょうがない。
スケジュールがいっぱい詰まっている生活なんてまっぴらごめんだ。
たまに予定があるくらいで丁度いい。
時間はお金よりも貴重な資産だ。
時間があってこそお金が活きる。お金があっても使う時間がないのでは本末転倒だ。
時間という限られた資産をどう使うか。
時間の流れる感覚は大切にしていきたい。