投資狂日記

自由を追求するブログ

投資環境について感じる兆候

世の中が投資に対してどう感じているかを日常から探ってみることは重要だと思っている。

そして最近、その投資にまつわる雰囲気が過熱しつつあるように感じる。

例えば、以下のようなことだ。

 

書店に投資本が増えた。

投資を解説するテレビ番組(先日、池上さんの番組があった。)が放送された。

ポイントで株を買えるなどスマホから手軽に始められるようになっている。

コロナ禍による巣ごもりの影響から投資を始める人が増えている(給付金の影響もある)。

そしていろんなブログを読んでいると、ここ最近数か月で投資に関するブログを始める人が増えているように感じる。

 

実際、アメリカではロビンフッダーと呼ばれる個人投資家が増えているらしい。しかもオプション取引に手を出しているという。ある銘柄を空売りしていたヘッジファンドが、SNSによる呼びかけに応じた個人投資家によるコールオプションの大量買いによって窮地に陥ったことが話題になるくらいだ。

オプション取引をよく理解しないまま取引することは非常に危険だ。物凄く儲かることがある反面、一瞬にして資金を失うこともある。それを初心者がしているという状況自体がかなり危ない兆候だ。日本ではオプション取引はあまり知られていないから状況は異なるかもしれない。だが今後、気軽に取引できるツールが出てくることはありうる。

 

企業価値などを無視した投機が行き過ぎれば歪みを生み、その反動は大きくなって傷は深くなる。

こうした兆候が出てくる先に何があるか。

杞憂であってほしいが、警戒はしておくべきだと思う。