投資狂日記

自由を追求するブログ

論理から感情へ

今日から元号が「令和」になる。元号が変わるだけなのに新しい気分になるのは不思議だ。

平成から令和になり、今後どのような時代になるのだろう。

 

これまでは論理的な思考が求められ、それができる人がビジネスなどで優位だったように思えるが、今後は「感情」が重要になるのではないかと感じている。

 

論理的な思考はデジタル的で、ロボットや人工知能のほうが人間よりはるかに得意だ。論理的な思考をもとにした物事はやがてロボットや人工知能が人間に代わって行うようになる。数多くの仕事がなくなっていくと言われているのもこうしたことからだ。

 

だがロボットや人工知能に「感情」はない。ロボットや人工知能が台頭する時代だからこそ人間の「感情」が重要なキーワードになる気がする。

 

先々週、Jリーグの浦和レッズ対ヴィッセル神戸戦を埼玉スタジアムで観戦してきた。スタジアムで浦和レッズの試合を観戦したことのある人ならわかるだろうが、あの観客席の一体感は実際にその場にいないと味わえない。それにその日は世界的なスーパースターであるイニエスタのプレーを直に見てみたいと思う人も多かった。(その日は残念ながら出場しなかったが。)サッカーに限らず野球でもテレビで観るより現地で観戦するように変化している。現場の雰囲気が感情を揺さぶり、それが心地いいと感じるからだろう。東京オリンピックをきっかけに、スポーツを現地で直接観る楽しさが一層広がるのではないか。

スポーツと同様に、音楽もコンサートやライヴで臨場感を楽しむ人が一層増える。演劇やミュージカル、歌舞伎や落語だってそうかもしれない。

 

こうした文化・スポーツの分野がエンターテイメントと結びついてそれに関連するビジネスが盛んになる。私は以前からいつかはJリーグのクラブが株式上場すると思っているが、それが近い将来実現するかもしれない。(できれば浦和レッズが株式上場してほしい。)

 

人工知能の研究者は、人工知能を研究すればするほど「人間とは何か」という根源的な問いに直面するらしい。人間にあって人工知能にないものは何なのかを考えたとき、「感情」の存在は大きい。

株式市場はデジタル化しているが、その市場を動かしているのは人間の感情だ。人工知能の存在が株式市場で大きくなっても、人間の感情が市場を動かすことは変わらないと思っている。