今回はフィックスターズ(3687)をチェック。
顧客のシステムを高速化するソフトウェアなどを手掛ける。量子コンピュータなど新規事業投資が注目される。ただ、フィックスターズの事業内容は素人にはわかりにくい。「マルチコア向けソフトウェア開発サービス」「ストレージ関連ソフトウェア開発サービス」というのがどういうものなのかピンとこない。それでも優れた技術者が揃っており、それが強みといえるようだ。
売上・営業利益は順調に伸びているが、2019年9月期の業績予想では最終減益となっている。税負担の増加が要因らしい。利益率は高い水準だ。営業利益率は年々向上しているし、ROEも25%を超える。自己資本比率は80%を超えていることから財務基盤は強固といえる。毎年の営業キャッシュフローも増加傾向にあり、効率的に稼ぐことができているのを裏付けている。
業績はいいが、それが今後も継続するのかについて明確な決め手のようなものがない。量子コンピュータなどが期待できるので、今後の業績とともに気に留めておきたい。
【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】
成長性 ☆☆☆☆
割安性 ☆☆
財務健全性 ☆☆☆
投資魅力度 ☆☆☆
※あくまで個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。この記事により損失が生じたとしても責任は負いません。投資は自己責任でお願いいたします。