投資狂日記

自由を追求するブログ

サポーターとしての投資家

私は浦和レッズのサポーターだ。といってもスタジアムのゴール裏に陣取るほど熱狂的ではないが。

 

先月に久しぶりにスタジアムで観戦した。やはりスタジアムの雰囲気はいい。その雰囲気はサポーターがいるからこそ成り立つ。

観戦した試合は熱心な応援も及ばず負けてしまった。試合後は選手がサポーターの前へ挨拶に来るのだが、ふがいない試合内容だと容赦なく選手にブーイングが飛ぶ。とくに浦和レッズのサポーターともなるとブーイングの迫力とその威圧感もかなりのものだ。それを受ける選手側のプレッシャーもきついに違いない。

 

でもサポーターは次の試合にも変わらず応援し続ける。試合に勝てば大きな拍手で称え、負ければブーイングで叱咤激励する。勝敗も大事な要素なのだが、何よりチームへの愛情が根底にある。そして選手側もそうした期待に応えようとプレーの質を高めようとする。

浦和レッズJリーグ創設当初は「お荷物チーム」と呼ばれるほど低迷していた。だが今では3度もアジアチャンピオンになったビッグクラブだ。こうなったのはサポーターの力が影響しているといっていい。

 

株式投資というのも、その企業のサポーターであるという意識がもっと必要なのではないか。企業の理念や行う事業に共感し、株式を保有するということで応援する意志を示すのだ。そしてもし企業が不正などを犯せば株主として口を出す。株主が経営陣に健全なプレッシャーを与え、質のいい経営を促すことで企業が発展していく。そういう循環がもっと必要なのではないか。

 

インデックス投資一辺倒になりつつある今、サポーターとしての投資にかえって大きなチャンスがあるように感じている。