投資狂日記

自由を追求するブログ

「みんな一緒」は気味が悪い

以前は、会社へ行く服装はスーツというのが常識だった。だが現在ではカジュアル化が進み、スーツを着るほうが珍しくなった。

そんな中、日経電子版の記事で興味深いものがあった。
それは

大企業病を治したいなら、まず服装を変えよう」

という記事で、スーツを着る人の特性について米国の大学が研究結果を発表したという。その研究によるとスーツを着る人は、
(1)権力を誇示したがるが、他の従業員とのコミュニュケーション量が少ない
(2)物事の詳細よりも概念的な考え方をしがち
(3)具体的なデータや事実ではなく主観に頼った決断をしがち、
であることが判明したという。この特性が大企業病の症状に似ていることから、服装から変えてみたらということらしい。

仕事上スーツでなければならない業種などは別として、どうでもいいのにスーツ着用を強いられるとしたら、確かに大企業病に陥っているのかもしれない。

大企業病かどうかはともかく、私は「みんな一緒」というのにとても気味悪さを感じる。

ちょうど就活生がみんな紺色のスーツを着て、みんな大企業へ応募し、みんな何枚も履歴書を書く。そしてどの企業も新卒を一括採用しようとする。
「それが常識だ」といわれればそれまでだが、気味が悪いことには変わらない。そう思っている人も必ずいると思うが常識の前にどうしようもなく仕方なくそうしているのだろう。

みんなが同じ考え。みんなが同じ行動。また、みんながそうなるような暗黙の雰囲気。

私はこういう傾向が見えたらふと立ち止まって考えるように意識している。
投資を始めてからは特にそうだ。
そして「みんな一緒」には極力近づかないようにしている。
完全に離れることは現実には難しいこともあるけど、冷めた目を持つことは必要だと思っている。